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不 安




■不 安
(聖書個所) 「創世記 26章 1節〜27章46節」

イエスは彼らに、「あなたがたの信仰は何処にあるのです。」と言われた。 (ルカ 8:25)



私たちが、この一年を成功的に暮らして行くために、成功の秘訣を実践して行く事も大切ですが、それに劣らず重要な事は、人生を失敗に誘う落とし穴を予め避ける事です。

このように、私たちの人生を敗北させる最も危険な病的要素の一つが心の不安です。心の中に継続的な不安を持っている人は、既に自分の幸福を失っています。この様な人が家に入ると、不平や不満をうちあけ、家中を不安にさせ、社会に出て行くと社会に不平や不満を爆発させて問題を起こします。ですから、この人が行く所は何処でも不安の連鎖反応が起きて、その人が関連する仕事は失敗してしまうのです。

それでは、何故心に不安が来るのでしょうか?それは環境に対処する自信が無いからです。それで自分が解決できない事に出会ったならば、心に不安を感じる様になるのです。

或る日、イエスは、弟子たちと一緒にガリラヤ湖の向こう岸に行こうと言われ、船に乗られた後、疲れた身体を休ませようと、ほんのしばらく眠られました。船が湖の中ごろにきた時、急に波が高くなり、強い風が吹き始めました。船の中には水が入って来て、弟子たちは水を汲み出すのに苦労をしていました。しかし、波はどんどん高くなり、船が沈むのは時間の問題のようになりました。

弟子たちは仕方なく主を起こして叫びました。「主よ、私たちは溺れて死にそうです。」イエスは眠りから覚めて、風と波を叱るとすぐに静かになりました。それから弟子たちに向かって、「あなたがたの信仰は何処にあるのです。」と言われました。この世の中に生きる人で信仰の無い人は居ません。

神を信じない人は悪魔を信じ、お金を信じ、環境を信じます。それでイエスは弟子たちに向かって、あなたがたの信仰は何処にあるのですか?何を信じているのですか?と問われたのです。

弟子たちは、信仰を神の御言葉に置かずに環境に置きました。イエスが向こう岸へ渡って行こうと言われたのですから、そのまま信じて行けばよかったのに、環境を見たために不安に怯えてしまったのです。

神の御言葉は、天が崩れ、地が消えても変わる事はありません。ですから今日も、皆さんの信仰を神の御言葉に置くなら、環境がどのように変わろうとも、不安を感じることなく、成功的な人生を暮らして行く事が出来るのです。















マザーテレサ 愛のことば

 
NO.04008