人間が一日を生きて行く時、その日の目標を設定する事は、大きな意味があります。また、ひと月、一年、更には一生の目標をどう定めるかによって、その生活は豊かで意味あるものにもなり、また、それが成功を招く鍵にもなります。
イエスを信じる私たちが、この世の人たちと違う生活をしながら放縦にならないのは、はっきりとした目標があるためです。神の国にあずかるという未来の輝かしい目標があり、これが現在の私たちをして、義を求めさせ、畏れさせます。マックスウェル・マッス博士が「人間は目標を追求する機械である」と言った様に、人間は絶えず目標を追求する様に創造されました。
ですから、目標を失った人は、心理的に、肉体的に壊れてしまったことになり、死んだ人と変わりないのです。それでは、どのような目標を持てばよいのでしょうか?私たちは全て、究極的で永遠に連なる目標を持たなくてはなりません。それは、イエスを信じることです。人が何処から来て何のために生き、何処へ行くのか知らない人は、究極的な目標を知らない人です。こう言う人はお金をたくさん儲け、よい環境の中で暮らしている様に見えても、本当の喜びを味わうことが出来ません。
私たちは、私たちの人生を支配する為の永遠なる目標を設定し、同時に現実的な目標も立てなければなりません。朝目が覚めて、その日にすること、その月、或いはその年にしなければならないことを計画して、手帳に一つ一つ記録しなくてはなりません。そしてその手帳を見ながら計画された日課表に皆さんの心や考えの焦点を集めながら仕事を推進して行くのです。この様に生きて行くなら、エネルギ―の消耗も小さく、能率的に働く事が出来ます。また結果的に大きく豊かな実を結ぶことが出来るのです。
ですから、皆さん方の現実を支配し、輝かしい明日を迎える為に、イエス・キリストの中で永遠なる人生の目標を得なければなりません。そして神に仕え、栄光をお返しする事を皆さん方の目標にして下さい。これを土台にして、毎日毎日の生活やぶつかって来る問題に対処する計画を立てましょう。
目標を立てて、その目標に向かって絶えず前進しましょう。必ず、目標に到達する事が出来ます。
いつも皆さん方の心の掲示板にはっきりとした目標の光を輝かせ、その光に従った生活の方向に向かう時、皆さん方の人格は変えられ、運命さえも変えた人になれるのです。
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