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異論を打ち破ろう





■異論を打ち破ろう
(聖書個所) 「出エジプト 4章18節〜 7章25節」

神である主は、人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べて良い。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」 (創世記 2:16〜17)



或る日、サタンがエバの所に来て、「あなた方は、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、本当に言われたのですか?」と聞きました。するとエバは、「いいえ、園の中央にある木の実について、神は、『あなた方は、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなた方が死ぬといけないからだ。』と仰せになりました。」と答えました。蛇はエバに、「あなた方は決して死にません。あなた方がそれを食べるその時、あなた方の目が開け、あなた方が神のようになり、善悪を知るようになる事を神は知っているのです。」と言いました。ここで悪魔は、神の命令を異論や議論の対象にしたのです。

悪魔の誘惑を受けたエバは、神がはっきりと、「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」(創世記2:16〜17)と言われたにも拘わらず、「善悪の木の実を食べて、目が開け、神のようになるのなら取って食べてみよう」と言う考えで、善悪の知識の木から取って食べてしまったのです。その結果エデンから追い出されてしまいました。神が人を創造された時、無条件に神の御言葉に従順し、信じる様にと造られました。神の御言葉は無条件絶対的です。神は天地万物を造られた創造主ですから、決して、しくじる事がないのです。

ですから、神は、人が神の権威に従順するのか、或は不従順を選ぶのかを、いつも見ておられます。もし私たちが権威に従順しないで反抗するなら、鞭を振り下ろされます。その鞭を通して、私たちをご自身の権威に従順する様に導かれるのです。アダムとエバが取って食べた善悪の知識の木の実は、この権威に挑戦する異論の実であったのです。彼らが善悪の知識の木の実を取って食べた行為は、神の前で異論を申し立てる事にほかなりませんでした。神が命令されても、食べて見て甘かったらよし、苦かったら吐き出そうと、神の善悪に対して異論を押し立てたのです。

全知全能であり偏在の神の前に異論を押し立てる事より大きな愚かさはありません。今日も悪魔は私たちの所に来て、善悪の知識の木から取って食べさせよう、善悪の異論を立てさせようとします。その上で良いものは選び、悪いものは捨てよと言います。この良いものと悪いものの基準を、貪欲に置かせようとします。しかし、神は善悪と言う基準で私たちを支配しようとはなさいません。神は、私たちが従順するか、或は不従順を選ぶかによって私たちを判断します。

ですから、私たちイエス・キリストを信じる者は、自分で善悪を決めて生きるのではなく、信仰を持って従順しながら生きる決心をしなければなりません。神は、私たちの絶対的な従順を求めておられるのです。
















マザーテレサ 愛のことば

 
NO.04019