霊の世界は、光の世界と暗闇の世界に、はっきりと区分できます。そして、霊を持って居る人間たちも、光に属する人と、暗闇に属する人に、はっきり区分できます。ところが、暗闇に属する人たちは、次のようないくつかの事柄によって見分ける事が出来ます。
まず、暗闇にいる人は、自分のいる位置を悟る事が出来ません。
第二に、暗闇にいる人は、将来を見通す事が出来ません。
第三に、暗闇にいる人は、絶えず不安に怯えています。
では、暗闇に陥っている人は、どのようにしたら光の世界に移って行く事が出来るのでしょうか?主はパウロに、暗闇にいる人々が光を見るようにさせなさいと言われましたが、それでは、私たちが見ている暗闇を照らす光はどこにあるのでしょうか?ヨハネの福音書1章9節から12節までには、「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。
この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分の国に来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。しかし、この方を受け入れた人々、即ち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」と、記されています。
アダムとエバが光に背いたのでこの世は暗闇に属する様になりましたが、二千年前にこの地に来られたイエスが、私たちの罪や不義や呪いや絶望を一身に背負って十字架に付けられる事により、へだての垂れ幕を裂いて、人類を明るい太陽の光の中に導き出して下さいました。ですから、誰でも、死に打ち勝って復活された、いのちの根源である主の前に出て行きさえすれば、光の世界に入って行く事が出来るのです。
それでは、私たちが光の中にいる事は、どうしたら知る事が出来るのでしょうか? まず、光の中にいる人は、自分の座標、位置をはっきりとわきまえています。
第二に、光の中にいる人には、人生の目標や希望があります。
第三に、光の中にいる人には、不安や未知の世界に対する恐怖の代わりに、確信と平安が与えられています。ヘブル人への手紙13章5節には、「主ご自身がこう言われるのです。『私は決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。』」と記されている通りです。ですから、光の中にいる人は、このような神の恩寵を受けて心に確信を持つようになり、平安が溢れるようになるのです。
暗闇の世界は悪霊の世界であり、光の世界は聖霊の世界です。今日一日生きる時、聖霊の世界で光を受け、心に平安と確信と喜びを持って生きる皆さんになれますよう、イエス・キリストの御名によって祝福してお祈りします。
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