■ 断り
「マタイの福音書 10章 5節〜13節」
10: 5
イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません。 10: 6
イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。 10: 7 行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。 10: 8
病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。 10: 9
胴巻に金貨や銀貨や銅貨を入れてはいけません。 10:10
旅行用の袋も、二枚目の下着も、くつも、杖も持たずに行きなさい。働く者が食べ物を与えられるのは当然だからです。 10:11
どんな町や村に入っても、そこでだれが適当な人かを調べて、そこを立ち去るまで、その人のところにとどまりなさい。 10:12
その家にはいるときには、平安を祈るあいさつをしなさい。 10:13
その家がそれにふさわしい家なら、その平安はきっとその家に来るし、もし、ふさわしい家でないなら、その平安はあなたがたのところに帰ってきます。
ある一つの小さな町が資金の事情で深刻な苦境に立っていました。それで、その問題を解決するため、24人の外部の人たちや町の代表らが集まり、対策会議を開くことになりました。ところが、会議が始まる前に、みすぼらしい身なりをした知らない人が入ってきて、町の代表の何人かと話し合いました。彼は自分がその町にいくらかを支援することができると言い、あれこれと事業を起こすことを提案しました。
しかし、町の代表の内、だれ一人彼の意見には耳を傾けませんでした。すると、彼は黙って静かに座っていましたが、会議が始まる直前、会議場を出て行ってしまいました。彼が出てからすぐ、ある青年が息を切らして入って来るなり、「今、出て行ったあの人は私たちの町を助けてくれると言いましたか?」と聞きました。町の代表らは青年のだしぬけの質問に呆然として、「何かあるのですか。あの人はだれですか。」と聞き返しました。
町の人たちは彼がだれなのかを知りませんでした。青年は呆れたように言いました。「いや、あの人を知らないと言うんですか。あの有名なロックフェラーさんをですか。」その時になってやっと、その場に集まった人たちは全員驚いて口が閉じられず、またロックフェラー氏の提案に耳を傾けなかった町の代表らは顔を伏せてしまいました。
今、ロック・フェラー氏より遥かにまさる神様が皆さんに向かって提案しておられることに耳を傾けてください。御言葉の中で、祈る中で、聞こえてくる主の御声に耳を傾けてください。そうすれば、神様が皆さんのこれからの日々の責任を負われ、成功の道へと導いてくださるのです。
お祈り
神様はいつも私たちに語ってくださるのに、心を閉じ、神様からの御心を悟れない時がたくさんあります。主の御声に耳を傾け、私たちを通して成される神様のみわざを体験できるようにしてください。イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン
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