無尽蔵道しるべ礼拝説教神の知恵袋神様の言葉








癒された中風患者




■ 癒していただいた中風患者

「ルカの福音書 5章17節〜20節」
5:17 ある日のこと、イエスが教えておられると、パリサイ人と律法の教師たちも、そこにすわっていた。彼らは、ガリラヤとユダヤとのすべての村々や、エルサレムから来ていた。イエスは、主の御力をもって、病気を直しておられた。
5:18 するとそこに、男たちが、中風をわずらっている人を、床のままで運んで来た。そして、何とかして家の中に運び込み、イエスの前に置こうとしていた。
5:19 しかし、大ぜい人がいて、どうにも病人を運び込む方法が見つからないので、屋上に上って屋根の瓦をはがし、そこから彼の寝床を、ちょうど人々の真中のイエスの前に、つり降ろした。
5:20 彼らの信仰を見て、イエスは「友よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。


イエス様が、カペナウムの或る家の中で御言葉を宣べ伝えておられた時のことです。その家の周囲は遠近各地から集まって来た人たちで足を踏み入れる所がありませんでした。この時、イエス様に関する話を聞いて、何人かの男たちが中風を患っている人を床のままで運んで来ましたが、大勢の人がいてどうにも家の中に入ることができませんでした。

 彼らは、イエス様にお会いしたら必ず癒していただくことができる、との確信があったので退かず、色々と家の中に入って行く方法を考えた末に、彼らは屋根の上に上って瓦をはがし、そこから病人を床のままでイエス様の前に吊り降ろしました。そうするやいなや、イエス様が即時に病人を癒してくださいました。それでは、イエス様はどのようにしてその中風患者を癒してくださったのでしょうか?

先ず、イエス様は彼らの信仰を見て癒してくださいました。信仰とは、行いによって見せられなければなりません。いくら大きな信仰を持っているとしても、行いを通して現わして見せなければ、その信仰は、結局は死んだ信仰になってしまいます。行いが伴う信仰は、御答えを得ることができる鍵になるのです。

 また、イエス様は中風患者の罪を赦されることによって癒してくださいました。主は、中風患者の病が罪によるものであることを見抜かれました。従って、病人が先ず解決して貰わなければならない問題は、病ではなくて罪の赦しであることを知られて、罪の問題を解決してくださったのです。このように神様のいのちのみわざを体験する為には、まず罪を清算しなければなりません。私たちが犯した罪を悔い改めて罪を赦していただく時、人生を破壊する要素はすべて洗い流され、悪魔の仕業もみな消え去るのです。

最後に、イエス様は病人に「寝床をたたんで、家に帰りなさい。」と言われました。これを聞いた律法学者とパリサイ人たちは、イエス様が「神を汚すことを言う」と言って理屈を言い始めました。するやイエス様は彼らに「なぜ、心の中でそんな理屈を言っているのか。『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに悟らせるためだ。」と言われました。

こうして、癒していただいた中風患者は直ぐに飛び起き、寝ていた床をたたんで持ち上げ、あまりにも驚いて開いた口が閉じられない群衆のなかを歩いて出て行きました。




お祈り

全知全能であられる我が神様!中風患者は色々な障害にも落胆せずに、ただ信仰によってイエス様の御前に出て行き、罪の赦しと共に祝福を受けました。まことに驚くべきこの救いのみわざは、今この時間も、信仰によって行なう人たちに臨むことを信じます。このようなイエス様の奇蹟の中で、いつも信仰をもって生きていく私たちとなるように助けてください。  イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!









マザーテレサ 愛のことば

 
NO.05015