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らくだに水を飲ませる女




■ らくだに水を飲ませる女

「創世記 24章15節〜20節」
24:15 こうして彼がまだ言い終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せて出て来た。リベカはアブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘であった。
24:16 この娘は非常に美しく、処女で、男が触れたことがなかった。彼女は泉に降りて行き、水がめに水を満たし、そして上がって来た。
24:17 しもべは彼女に会いに走って行き、そして言った。「どうか、あなたの水がめから、少し水を飲ませてください。」
24:18 すると彼女は、「どうぞ、お飲みください。だんなさま。」と言って、すばやく、その手に水がめを取り降ろし、彼に飲ませた。
24:19 彼に水を飲ませ終わると、彼女は、「あなたのらくだのためにも、それが飲み終わるまで、水を汲んで差し上げましょう。」と言った。
24:20 彼女は急いで水がめの水を水ぶねにあけ、水を汲むためにまた井戸のところまで走って行き、その全部のらくだのために水を汲んだ。




アブラハムは自分の故郷であるメソポタミアにしもべを遣わして、息子のために花嫁を迎えて来るように指示しました。彼のしもべは10頭のらくだに主人の金銀など、あらゆる貴重な品々をいっぱい積んで、メソポタミアに向かって出発しました。

アブラハムが、息子の花嫁を迎えようとするのと同じく、こんにち、神様はイエス様の花嫁である聖徒を捜すために聖霊さまを通してみわざを働かしておられます。それでは、聖霊さまが捜しておられるイエス様の花嫁は、どのような資格を備えていなければならないのでしょうか?

イエス様の花嫁になるためには、先ず悔い改めなければなりません。アブラハムのしもべは、メソポタミアの井戸のあるところに到着するや、神様に祈りました。「…水を汲みに出て来た娘に、どうか私に水を飲ませてください、と願った時、自分にだけではなく、らくだにも水を飲ませてくれる娘が、花嫁となるようにしてください…。」

その時、リベカが水がめを肩に載せて井戸のあるところに出て来ました。彼女は、水を飲ませてくれ、と言うしもべの願いも聞き入れ、らくだにも水を飲ませてあげました。この話は、私たちに重大な教訓を与えてくれます。聖書での“水”は、悔い改めを象徴します。イエス様の花嫁になるためには、先ず自分の罪を徹底的に悔い改めて、イエス様を救い主として迎え入れなければなりません。

そして、らくだに水を飲まさなければなりません。水をたくさん飲むことで有名ならくだに水を飲ませるということは、苦労と試練を自ら請うことです。ここでの‘らくだ10頭’は、生活の中に近づいて来る数多い苦痛と試練を意味します。らくだは、水を十分に飲むまでは休まずに声を立てます。私たちはらくだが黙るまで水を飲ませて上げなければなりません。イエス様の花嫁ならば、このような苦労も惜しんではならないのです。

このように、らくだに水を飲ませる苦労が済んだら、らくだに積んできた金銀財宝は花嫁に与えられます。私たちに近づいて来た艱難のらくだは、素手で来るのではありません。必ず背中に贈り物を載せて来ます。リベカが、らくだ全部に水を飲ませた後に贈り物を貰ったように、私たちが試練を立派に耐え抜いたら、神様の溢れるまでの祝福が私たちに臨むのです。





お祈り

聖き、わが父なる神様!リベカがイサクの花嫁となる祝福を受けることができたのは、彼女が献身と苦労を喜んでしたからであると信じます。 愛であられる、わが天のお父さま!私たちはイエス様の花嫁です。信仰生活の中に訪れてくる色々な試練を、立派に耐え抜く私たちとなるように助けてください。私たちの家庭が、心からイエス様を花婿として迎え入れて暮す家庭となるように祝福してください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!







マザーテレサ 愛のことば

 
NO.05034