■ まことの出会いと偉大な変化
「出エジプト記 4章13節〜17節」
4:13 すると申し上げた。「ああ主よ。どうかほかの人を遣わしてください。」
4:14
すると、主の怒りがモーセに向かって燃え上がり、こう仰せられた。「あなたの兄、レビ人アロンがいるではないか。わたしは彼がよく話すことを知っている。今、彼はあなたに会いに出て来ている。あなたに会えば、心から喜ぼう。
4:15 あなたが彼に語り、その口にことばを置くなら、わたしはあなたの口とともにあり、彼の口とともにあって、あなたがたのなすべきことを教えよう。
4:16 彼があなたに代わって民に語るなら、彼はあなたの口の代わりとなり、あなたは彼に対して神の代わりとなる。
4:17
あなたはこの杖を手に取り、これでしるしを行なわなければならない。」
人は神様との出会いを体験しなければ、まことの安息と平和を味わうことができません。従って偉大な変化を体験することもできません。今日はモーセが神様との出会いを通して、どのように偉大な変化を体験したかを聖書を通して見ることにします。
モーセは、旧約の人物の中で最も偉大な神様のしもべでありました。しかし、神様に出会う前までは、彼は失敗した人物に過ぎませんでした。彼はパロの宮殿で最高の教育を受け、大人になった後、自分の同族を助けようとしましたが、かえってそのことにより同族から脅迫を受け、追われる身になりました。しかし、彼は神様に出会った体験がなかったために、そのような絶望的な危機の中で神様から助けを得ることができませんでした。
その後、荒野で神様に出会ったモーセは、自分の足りなさを悟るようになりました。モーセはすべての夢を失い、やっと命が救われた状態でミデヤンの荒野で羊を飼いながら過ごしました。そのような40年が経つ間に、いつのまにかモーセからは以前の若くて勇ましかった姿はなくなり、もう白髪の老人になりました。そのようなモーセに神様が火の炎の中から現われられて、イスラエルの民をカナンの地へ導くようにと命じられました。
それを聞いたモーセは、みすぼらしい自分を振り返り、｢できません。｣と強く断りました。ところが、神様は｢できない。｣というモーセを｢できる｣モーセに変えさせることに決められました。それで、神様に出会ったモーセは、奇跡を通して偉大な変化を体験し、新しい人になりました。神様は、敗北意識に捕らわれているモーセに、杖がヘビに変化するしるしと、手がらい病にかかるしるしとを見せられました。
それで、彼が拠り頼んでいた人間の知恵と手段がむなしい物であることを悟らせられ、彼の罪悪意識をきれいに癒してくださいました。その結果、モーセは勇気と希望のあふれる新しい人に変えられ、イスラエルの民をカナンの地まで導く偉大な業績を立てることができたのです。そのように、私たちも神様とのまことの出会いを通して新しい人に変えられなければなりません。
お祈り
全知全能であられる、わが父なる神様！ モーセは徹底的に砕かれてから、自分は何もできない人間であることを神様に正直に告白しました。 主であられる、わが神様！
私たちの能力や知恵では何もできないことを告白します。神様に出会う体験をしたモーセのように、私たちの人生に訪れてくださる神様に出会う体験をして、私たち家族全部が新しい人に変えられるように助けてください。
イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン
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