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1月14日


■ 悔い改めにふさわしい実

「ルカの福音書 3章 7節〜9節」
3: 7 それで、ヨハネは、彼からバプテスマを受けようとして出て来た群衆に言った。「まむしのすえたち。だれが必ず来る御怒りをのがれるように教えたのか。
3: 8 それならそれで、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。『われわれの先祖はアブラハムだ。』などと心の中で言い始めてはいけません。よく言っておくが、神は、こんな石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。
3: 9 斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。」


スコットランドの港都市であるクレスコーで、50年以上を牧師としてご使役してから天に召されたウィリアム・エンダーソン牧師が、ご使役中にあった出来事です。エンダーソン牧師が勤める教会の聖徒の中に、ひとりの貧しい寡婦さんがおりました。彼女は小さいお店を開業しようとしましたが、200ポンドのお金が足りません。それで考え込んだ挙句に、エンダーソン牧師を訪ねて行って、「力になってください。」とお願いしました。

ちょうどエンダーソン牧師は、教会の会員の中にお金を融資してあげる位の実力がある人がいることを知っていましたので、彼女と一緒に彼を訪問しました。ところが、借りたお金を彼女が数えてみてから、訝しげに「牧師先生、お金が150ポンドにしかなりませんが…?」と言うのでありました。

すると、それを見ていたお金持ちは、泰然とした表情で説明しました。「そうです。引かれている金額は利子なのです。」あまりにも如才がない彼の計算に呆れてしまった二人は、何も言えずに、その家から出て来ました。

その後、幸いにも寡婦さんは商売が繁盛して、借りた200ポンドをすぐに返済することができるようになりました。エンダーソン牧師は、彼女から200ポンドを貰ってお金持ちのところへ行き、返して上げながら言いました。「これ、お返しします。寡婦さんから貰った200ポンドですよ。」

 すると彼は、そのお金を鷲掴みにして受け取りながら、こう言うのでありました。「私はいつも、困難に会っている人を見ますと、心が痛くなって、何とか助けて上げずにはいられない気性です。ですから、これからも私の助けが必要な人がありましたら、またご紹介してください。その寡婦さんのように何とかして上げたいです。」

エンダーソン牧師は、もうそれ以上黙っていることができなかったので、彼に一言言ってあげました。「寡婦さんを、助けて上げたと言うのですか?あなたは気の毒な寡婦さんに、僅か150ポンドを貸してあげた代価として、50ポンドものお金を利子として強奪したじゃありませんか。あなたの良心を覗いてご覧なさい。それでも、あなたはクリスチャンであると言うことができますか…?」




お祈り

愛であられる我が神様!主が願われる悔い改めは、口で告白するのと同時に、行動を通して変化された実を結ぶ生活をすることであると信じます。 主よ!悔い改めにふさわしく変化された人生を生きていけるように導いてください。  イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!