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1月20日


■ この日は、すべての人に臨みます

「ルカの福音書 21章29節〜33節」
21:29 それからイエスは、人々にたとえを話された。「いちじくの木や、すべての木を見なさい。
21:30 木の芽が出ると、それを見て夏の近いことがわかります。
21:31 そのように、これらのことが起こるのを見たら、神の国は近いと知りなさい。
21:32 まことに、あなたがたに告げます。すべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
21:33 この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。


カゲロウ(蜻蛉)とバッタが、一日中一緒に遊びました。いつの間にか、太陽が地平線の向こうに沈みかけていました。「もはや、夕暮れになったね。今日はもう遊ぶことを止めて、明日、また会おうね…。」と、バッタがカゲロウに言いました。「明日?明日って何…?」と、カゲロウはいかにも不思議なことを言う、といった表情で聞き返しました。

「今から始まる暗い夜が過ぎ去ったら、また太陽が昇って、今日と同じような明るい日が始まるんだ。それを明日と言うんだよ!」しかしカゲロウは、バッタの言うことがどんなことなのか、全く理解することができませんでした。カゲロウは夜というものを、1回も経験したことがないからでありました。

その後、そのバッタは蛙と何日かを一緒に過ごすようになりました。性格が相性なのか、二人はとても楽しい時間を過ごしました。ところが或る日、蛙がバッタに言いました。「もう、冬が近づいて来るらしいよ。日が少しずつ寒くなって来ている。それじゃ、君。お互いにもう分かれて、来年にまた会おうね!」

 バッタは、初めて聞く「冬」という言葉に怪訝そうな顔をしました。「冬って何?」すると蛙が説明しました。「もう、少し経ったら冬が来るじゃないか。その寒い冬が過ぎたら、また花が咲く春が来るんだよ。それが来年なんだ。」しかし、冬を経験したことがないバッタは、蛙の言うことを理解することができませんでした。

カゲロウが夜を見たことはなくても、夜は実際に存在します。バッタが冬を越したことはありませんが、冬は間違いなく存在します。そのように、この世を生きていく人たちに審きの日は必ず臨むようになるのです。




お祈り

聖き、我が父なる神様!イエス様が仰せられたいちじくの木の喩えを通して、世の終わりが近づいて来つつあることを悟らせてくださって有り難うございます。 イエス様が御再臨なさる時に、立派にお迎えすることができるように準備させてください。そして、まだイエス様を救い主として迎え入れていない家族と隣人たちを、主の許に立ち帰らせることができる私たちとなるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!