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1月25日


■ 神様に栄光を

「ヨハネの福音書 17章 1節〜5節」
17: 1 イエスはこれらのことを話してから、目を天に向けて、言われた。「父よ。時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現わすために、子の栄光を現わしてください。
17: 2 それは子が、あなたからいただいたすべての者に、永遠のいのちを与えるため、あなたは、すべての人を支配する権威を子にお与えになったからです。
17: 3 その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。
17: 4 あなたがわたしに行なわせるためにお与えになったわざを、わたしは成し遂げて、地上であなたの栄光を現わしました。
17: 5 今は、父よ、みそばで、わたしを栄光で輝かせてください。世界が存在する前に、ごいっしょにいて持っていましたあの栄光で輝かせてください。


立派な賛美歌を数多く作曲したジョセフ・ハイデーンが心血を傾けて、その有名な‘天地創造’を完成したときのことです。ハイデーンは不幸にもこの曲をビェンナーで初演する日、体調が悪くて指揮することができませんでした。それで彼は、仕方なく他の人にこの曲を指揮するように頼んで、自分は演奏会場の2階にあるバルコニーに行って座っていました。

 ところが、その日の演奏会は彼自身も驚くほどの大成功でありました。旧約聖書の創世記と、ジョン・ミルトンの失楽園を根拠にして作ったこの美しい曲がすべての聴衆の心を魅了してしまったのです。演奏が終わったとき、聴衆たちが一斉に起立して指揮者に歓呼の拍手を送りました。ところが指揮者は聴衆たちの拍手を中断させて、「この栄光を受けるべき人は、私ではありません。あの2階のバルコニーに座っている方が、この素晴らしく立派な曲を作曲なさいました。」と言いながら、2階のジョセフ・ハイデーンを指差しました。

するや、人たちはみな振り向いて、2階のバルコニーに座っているハイデーンを見上げながら、熱情的な拍手を送りました。しかし、立ち上がったハイデーンは聴衆たちの拍手を中断させて、言いました。「皆さん、この栄光を受けるべき人は、私でもありません。私がこの曲を作曲するようになったのは、神様が私に知恵を下さったからです。ですから、すべての栄光と賞賛は神様が受けなければなりません。皆さん、神様に栄光を帰してください…。」

その後の或る日、一人の人がハイデーンに訊きました。「先生は、その素晴らしい曲に関する霊感をどこから得られるのですか?」すると、ハイデーンが答えました。「私は、ひとえに神様の栄光の為にだけ作曲します。それですべての霊感は神様から来るのです。私は、私のすべての曲を主の栄光の為に、主の御前にささげるのです。」




お祈り

愛であられる、父なる神様!私たちに数限りない賜物とタラントを与えて下さって有り難うございます。このすべてを、神様に栄光をお帰しすることに用いるよう、導いてください。我が家の家族たちがいつも聖霊充満に与って、すべてのことにおいて神様の栄光に傷つけることがない生活を営んでいけるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!