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1月27日


■ あなたは、どこにいるのか

「創世記 3章:9節〜10節、19節〜21節」
3:9 神である主は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。「あなたは、どこにいるのか。」
3:10 彼は答えた。「私は園で、あなたの声を聞きました。それで私は裸なので、恐れて、隠れました。」
3:19 あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。」
3:20 さて、人は、その妻の名をエバと呼んだ。それは、彼女がすべて生きているものの母であったからである。
3:21 神である主は、アダムとその妻のために、皮の衣を作り、彼らに着せてくださった。


アダムが神様の御心に逆らって罪を犯した後、神様の御顔を避けて園の木の間に隠れました。その時、神様がアダムに向かって『あなたは、どこにいるのか。』と仰せられました。こんにちも神様は、私たち人間が、現在どこにいるのか、悟ることを望んでおられます。なぜかと言えば、自分の現住所をはっきり知ってこそ、神様の救いのみわざを体験することができるようになるからです。

神様は、アダムのために天地を造られ、エデンの園を備えられました。このお恵みの中で暮らすためには、神様を絶対に信じ、従順に聞き従わなければなりません。ところがアダムは神様の御言葉に不従順して、善悪の知識の木の実を取って食べた結果、神様から見捨てられ、エデンから追い出されました。

エデンの外の世界は、いばらとあざみで覆われている呪われた世界であり、神様がおられない世の中でありました。世の中に追い出されたアダムは、“罪の奴隷”となっている自分を発見して、絶望しました。

アダムとエバが善悪の知識の木の実を取って食べてから、最初に悟ったことは“裸の羞恥”でありました。こんにちも神様から離れた人は、霊的に、知的に、環境的に真っ裸の存在です。このような人間に向かって、神様は「あなたは、どこにいるのか。」と聞いておられるのです。

ところが、「あなたは、どこにいるのか。」と捜しておられる神様は、人間を追放なさる時に皮の衣を作って着せてくださいました。人間は神様を捨てましたが、神様は人間を愛されて、皮の衣を作って着せてくださったのです。この皮の衣は、将来、イエス・キリストが人類を救うがために十字架で死なれることを見せてくれる象徴です。

そして神様は、もう一度、イエス様の“お恵みの衣”を十字架を通して私たちに着せてくださいました。私たちはひとえに、信仰と従順でこの衣をいただいて着ることができます。

「アダムよ。あなたは、どこにいるのか。」と、罪の中にいるアダムを捜された神様は、ゴルゴタの丘の上にお恵みの場を備えられて、今、私たちを招いておられます。このお招きに応じる人は、この罪の世の中からお恵みの丘の上に移されて、神様の驚くべき御力の中で生きる、祝福された人生を生きていくようになるのです。




お祈り

知全能であられる神様は、罪を犯したアダムを捜しながら、「あなたは、どこにいるのか。」と呼ばれました。私たちが罪を告白し、悔い改めて、主に立ち返るようにと望んでおられる神様は、今も失った羊を捜しておられることと信じます。失った羊の中の一つであった私たちを赦してくださり、お恵みをほどこしてくださって有り難うございます。今日も、神様の大いなる愛が故に勇気を得て、神様のお恵みの御座の前に近づいて行きます。主の道具として使用される人生の道に導いてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!