前へ    次へ

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月


2006年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
             


2月2日


■ ひとえに従順

「創世記 22章 7節〜12節」
22: 7 イサクは父アブラハムに話しかけて言った。「お父さん。」すると彼は、「何だ。イサク。」と答えた。イサクは尋ねた。「火とたきぎはありますが、全焼のいけにえのための羊は、どこにあるのですか。」
22: 8 アブラハムは答えた。「イサク。神ご自身が全焼のいけにえの羊を備えてくださるのだ。」こうしてふたりはいっしょに歩き続けた。
22: 9 ふたりは神がアブラハムに告げられた場所に着き、アブラハムはその所に祭壇を築いた。そうしてたきぎを並べ、自分の子イサクを縛り、祭壇の上のたきぎの上に置いた。
22:10 アブラハムは手を伸ばし、刀を取って自分の子をほふろうとした。
22:11 そのとき、主の使いが天から彼を呼び、「アブラハム。アブラハム。」と仰せられた。彼は答えた。「はい。ここにおります。」
22:12 御使いは仰せられた。「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた。」




ある日、ネオナルド・ウード卿がフランスの王を訪問しました。王は彼が凄くお気に入りなので、その前日に“晩餐に招待する”という通知を送ったのです。その日、宮殿のホールで‘ネオナルド卿’は王に会いました。ところが王は、“これは意外だ”という表情で、しかし懐かしげに手を伸ばして彼と握手をしながら、言いました。「ネオナルド卿、ここであなたに会えるとは、期待しませんでしたよ。忙しい事でもあったのですか?」

それを聞いて、ネオナルド卿は慌てて聞き返しました。「王様が、私を招待してくださったんじゃないです?」「招待しましたよ。しかしあなたは、私の招待に答えてくれなかったじゃないですか...。」その時になって、ようやく状況を把握した‘ネオナルド卿’は、丁重に答えました。「臣が、王様の招待に対して可否を答える資格はありません。ただ、ひとえに従順するだけです。」

私たちが、神様の御言葉に従順するにあって、躊躇するようになるのは、その御言葉に従順に聞き従う時に損害をこうむるとか、難しい立場に立たされるかも、と思われる時です。しかし、私たちのこのような判断は、世俗的な基準によるものであって、賢明な判断ではありません。

私たちが、神様の御言葉に従順に聞き従ったら、一時的には損害をこうむり、難しい立場に置かれる事もあるでしょうが、結局は、神様がすべてを働かせて益としてくださるという事実を忘れてはなりません。ですから、心から神様を信じる人は、御言葉にひとえに従順に聞き従わなければならないのです。




お祈り

全知全能であられる、わが父なる神様!アブラハムは無条件的な従順によって神様の前で死んだ者になり、神様は彼を生かしてくださり、しかも祝福で満たしてくださいました。愛であられる、わが父なる神様!今日も私たちが主の前で死んだ者になるように導いてください。そうして、神様が私たちを通してみわざを働かしてくださり、栄光を受け入れてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!