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2月9日


■すべてに感謝し、賛美しなさい

「創世記 45章3節〜5節」
45:3 ヨセフは兄弟たちに言った。「私はヨセフです。父上はお元気ですか。」兄弟たちはヨセフを前にして驚きのあまり、答えることができなかった。
45:4 ヨセフは兄弟たちに言った。「どうか私に近寄ってください。」彼らが近寄ると、ヨセフは言った。「私はあなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。
45:5 今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。




一生涯を暮らしながら、1回も気落ちしたことがなかった人は誰もいないはずです。一方、気落ちとか挫折感を続けて心にもっていたら、考えや思いが実際に環境を否定的なものにしてしまいます。しかし、ヨセフは自分を奴隷として売り飛ばしたお兄さんたちに「神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。」(創世記45:5)と言いながら、自分が遭った苦難を肯定的に受け入れました。

それでは、こんにち、私たちはどのような時に否定的な状況を肯定的に受け入れ、進んでは感謝と賛美をしなければならないか、聖書の御教えを通して教わりたいと思います。

先ず、人間関係が良くない時に、私たちの心の姿勢を肯定的に変化させて、神様に感謝、賛美しなければなりません。人間は社会的存在ですので、多くの人々と関係を結んで暮らしています。ところが私たちは、人間関係にあって良い人だけでなく、嫌な人とも交わらなければなりません。やむを得ずに嫌でも交わりを持たなければならない人と出会ったときには、心がうっとうしく嫌になってしまうのは当然の心理です。

しかし、私たちはこのような人間関係までも否定的に受け入れずに、感謝と賛美する姿勢で受け入れなければなりません。感謝と賛美を捧げる時、聖霊さまの御力が現われて、自分だけではなく、相手の人も変化させて、良き人間関係に発展していくようになるのです。

また、苦しい環境にぶつかった時にも感謝と賛美を捧げなければなりません。イスラエルの民たちは、エジプトを出て来てからも神様とモーセに不平を言い、恨みました。不平と恨みの声が高くなるや、神様はイスラエルの民たちが‘燃える蛇’に噛み殺されるように捨て置かれました。この時、‘燃える蛇’が突然に現われたのではありません。その間、荒野の蛇から害を受けないようにと神様が彼等を保護してくださったのですが、その保護を解かれたので蛇がイスラエルの民たちを噛み殺し始めたのです。

このように、不平や恨みは私たちに害毒をもたらします。しかし、感謝と賛美は、すべてを働かせて益としてくいださる神様の御力が現われるようにするのです。

更に、病気に罹ったときには、癒しの神様を見上げながら感謝と賛美を捧げなければなりません。病気に罹ったら気が弱くなり、神経質になりがちで、すべてが苦しく、周囲に向かってだけでなく神様にも不平を言い恨むようになります。それらのことは益々病気を悪化させます。「箴言18章14節」に、『人の心は病苦をも忍ぶ。しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか。』と記録されています。

すべてを働かせて益としてくださる神様を見上げて、感謝し、賛美を捧げたら、癒しの神様がみわざを働かせて下さいますので、私たちの病は癒していただけるようになるのです。ですから、私たちはいつも、感謝と賛美の人生を生き、勝利する聖徒たちとならなければなりません。




お祈り

聖く、愛であられる、わが父なる神様!私たちは毎日の生活の中で、環境により気落ちし、挫折するときが少なくありません。今日、ヨセフが自分の苦難を肯定的に受け入れて、神様に感謝する姿を見ました。全知全能であられる、天のお父さま!私たちも、否定的な状況を肯定的に受け入れて、神様を見上げながらいつも、感謝と賛美を捧げる生活をしていけるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!