前へ    次へ

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月


2006年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
             


2月16日


■隣人を自分自身のように

「出エジプト記 20章12節〜17節」
20:12 あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。
20:13 殺してはならない。
20:14 姦淫してはならない。
20:15 盗んではならない。
20:16 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
20:17 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」




人間は、生きて行きながら数多い関係を結びます。その中で最も重要な関係は、まさに神様との関係です。なぜなら、それは私たちがこの世の人生とその後においてどれぐらいの祝福を受けるかを決められる分岐点になるからです。

その次に重要な関係は人間関係です。私たちは人間関係を通して、神様との関係がどうであるかを知ることができます。また、立派な人間関係は祝福となり、円満な人生のためにも重要な意味を持ちます。それで今日は、十戒の中で隣人との関係に関するいくつかの戒めを取り上げ、主の中にあって望ましい人間関係を結ぶ道を一緒に考えてみたいと思います。

まず、神様は、「あなたの父と母を敬え。」と仰せられました。神様は人間関係の戒めの中で第1番目を「孝」に置かれました。「孝」は、あらゆる道徳と倫理の根本です。父母に衣食住の問題を解決して差し上げ、父母の心を平安にしてあげることは「孝」の基本です。神様はこのような人に「齢が長くなり、すべてに幸いを得る祝福」を与えると約束されました。私たちが子としての道理で父母に孝行をする時、それがまさに目には見えない神様に忠実に仕える証拠となるだけでなく、神様から祝福を受ける通路となるのです。

また、神様は「殺してはならない。」と仰せられました。命は神様からのものであるのですから、すべての命がみな尊いのです。特に人間は、他の被造物とはちがって、神様の形に造られたので、もっと尊いのです。ですから私たちは、人の命を貴重に思い、最善を尽くして顧みなければなりません。特にこんにちのように、戦争と殺人が頻繁に起こる時には、益々私たちクリスチャンが和解と愛の模範を示すことによって、命の貴重さを悟らせてあげなければなりません。そうする時、私たちは神様の子どもであると称えられ、主に栄光を帰するようになるのです。 

さらに、神様は「姦淫してはならない。」と仰せられました。姦淫とは、正常的な夫婦関係でない、その他の性的関係を言うのです。それは淫乱であり、不正な欲求から始まるもので、神聖な神様の摂理を破壊する罪悪です。淫乱の罪は必ず神様の審きを受けるようになります。それで私たちは、神様の御前で聖潔な人生を生きて行かなければならないのです。

その他にも、神様は「盗んではならない」「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。」「あなたの隣人の家を欲しがったはならない。」と仰せられました。以上の御言葉は、「隣人をあなたの自身のように愛しなさい。」という戒めです。愛は律法の完成です。私たちは神様が命じられた隣人への愛を実践することで、人間関係だけではなく、神様との関係までも正しく結んでいかなければなりません。




お祈り

神様は、「十戒」を通して私たちに祝福と滅びを教えられ、イエス様は、「隣人をあなた自身ように愛しなさい」という御言葉で、私たちを教えられました。今日も周りの人々と良い関係を持つことで、イエス様の愛を実践しながら生きるように助けてください。また、私たちの家族が互いに愛し合い、お互い祈り合う家族となるように導いてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!