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2月23日


■和解のいけにえとなられたイエス様

「レビ記 3章 1節〜5節」
3: 1 もしそのささげ物が和解のいけにえの場合、牛をささげようとするなら、雄でも雌でも傷のないものを主の前ににささげなければならない。
3: 2 その人はささげ物の頭の上に手を置き、会見の天幕の入口の所で、これをほふりなさい。そして、祭司であるアロンの子らは祭壇の回りにその血を注ぎかけなさい。
3: 3 次に、その人は和解のいけにえのうちから、主への火によるささげ物として、その内臓をおおう脂肪と、内臓についている脂肪全部、
3: 4 二つの腎臓と、それについていて腰のあたりにある脂肪、さらに腎臓といっしょに取り除いた肝臓の上の小葉とをささげなさい。
3: 5 そこで、アロンの子らは、これを祭壇の上で、火の上のたきぎの上にある全焼のいけにえに載せて、焼いて煙にしなさい。これは主へのなだめのかおりの火によるささげ物である。




本文は、和解のいけにえに関する定めです。和解のいけにえは、神様と人間の間の親しい交わりと和解のためのいけにえです。イエス・キリストは、十字架の上で血を流して死なれることによって人間の罪を贖われ、人間が神様の御前に出て行くことができるように律法を廃止されました。和解のいけにえに犠牲の血が必ず要求されたのは、実に、神様と人間の間の親交と和解はひとえに、イエス・キリストの血潮を通してだけ可能である事実を教えています。

ある田舎に、経済的に裕福な生活を営んでいる家庭がありました。夫は、熱心に働いて成功して見せるといった一念で、朝早く畑に出て行っては、夕方遅くなってから家に帰って来ました。ところが多情多感で、芸術を論じ、旅行を趣味としている妻は、自分の夫に対していつも不満であり、それがつのって後には生きていく希望までも失ってしまいました。

 その後、妻は痩せていき、盲腸が破裂して腹膜炎を起こしてしまいました。手術を受けましたが中々回復せず、担当医者は遂に死刑宣告を下しました。彼女の病名は、生きようとする希望を捨てたので生じた悪性貧血でありました。妻の貧血治療のために夫の血が必要でありました。夫は喜んで、病んでいる妻のそばに横になって輸血してあげました。

夫の血が自分の血管を通して入って来るのを見た妻は、夫が自分を熱く愛しているという事実を悟るようになりました。そして心の中で、夫を見下げていた自分の感情を洗い流し、生きたいという希望を持つようになりました。そうするや、彼女のたましいと肉体に重く圧し掛かっていた「死に至る病」が離れ去り、彼女は目に付いて健康を回復していきました。

罪もなく咎もなき、ひとり子イエス様も、神様と私たち罪人共とを和解させるために、十字架の上で血を流されました。従って、イエス・キリストの十字架の前に出て来て、その血潮を胸の中に受け入れる人は誰でも、神様と和解するようになり、霊肉共に健康になる祝福を受けることができるのです。




お祈り

聖く、愛であられる、わが父なる神様! 神様と人との間で和解のいけにえとなられ、十字架の上で血を流して死なれた主の恵みに、心から感謝を捧げます。主が死なれるまでに愛してくださった、その愛を悟ることができずに、この世をさ迷いながら生きて来ました。私たちの無知を赦してください。 主であられる、天の神様! しかし、今は主の愛を悟り、十字架の下に出て来ました。私たちの罪を赦してくださり、家族全員が霊肉共に健康であるように助けてくださり、祝福してください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!