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3月28日


■宣教と聖霊

「使徒の働き 13章 1節〜5節」

13: 1 さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。
13: 2 彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい。」と言われた。
13: 3 そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。
13: 4 ふたりは聖霊に遣わされて、セルキヤに下り、そこから船でキプロスに渡った。
13: 5 サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神のことばを宣べ始めた。彼らはヨハネを助手として連れていた。




バルナバとパウロに按手してから、ふたりを宣教師として送り出したアンテオケ教会は、世界最初の異邦宣教の中心地になりました。こんにちも、教会は宣教のために存在するといっても過言ではないほどに、宣教は教会の本質的で究極的な使命です。それでは、教会が宣教に渾身の力を注がなければならない理由は何でしょうか?


宣教は、人間を愛される神様の熱いお望みであるからです。神様は人間を愛され、罪に陥っている人間に、『わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。』(創世記3:15)と、宣言なさいました。


その後、神様は多くの預言者たちを通してメシアを遣わしてくださることを約束してくださいました。先見者イザヤは、『主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。』(イザヤ7:14)と予言しましたが、この予言は、イエス・キリストが乙女マリヤに聖霊によって宿り、この世に最初の宣教師として来られることによって成就されました。そして、イエス様はこの地に来られて、12弟子と70人の弟子たちを養育されてから、福音を宣べ伝える使命をお任せになりました。(マタイ28:19〜20参照)


イエス様のこの働きを引き継いで完成なさる方は、助け主・聖霊さまです。イエス様が仰せられたとおりに、五旬節の日、炎のような聖霊様が弟子たちと120名の聖徒たちに充満に臨まれるや、彼らは大胆に立ち上がり、外に出て、命を懸けてイエス・キリストが主であることと、イエス・キリストの復活を証ししました。宣教の霊であられる聖霊様は今日も、聖徒さんたちを通して福音を宣べ伝える働きをなさっておられます。


ですからこんにち、聖徒さんたちは時が良くても悪くても福音を宣べ伝えて、天の御国を拡張しなければなりません。また、教会は聖霊さまのみわざの働きに従って宣教師を各地に遣わさなければならず、宣教のために惜しみなき支援をして、教会に任されているまことの使命を全うすべく、全力を傾けなければならないのです。




お祈り

全知全能で、愛であられる、わが父なる神様!  「あなたがたは地の果てまで私の証人となりなさい。」と言われたイエス様の至上命令である宣教は、神様の熱いお望みであることを悟りました。時が良くても悪くても、イエス様の命令に従って主の福音を宣べ伝えることができる私たちの家庭となりますように、聖霊さま、力を与えて下さり、導いてください。  イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!