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4月2日


■人生のユーラクロン

「使徒の働き 27章:21〜25節」

27:21 だれも長いこと食事をとらなかったが、そのときパウロが彼らの中に立 って、こう言った。「皆さん。あなたがたは私の忠告を聞き入れて、クレテを出帆しなかったら、こんな危害や損失をこうむらなくて済んだのです。

27:22
しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです。

27:23 昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、

27:24 こう言いました。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前   に立 ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』

27:25 ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。




パウロは、ローマに押送されて行く途中、地中海でユーラクロンという暴風に遭い、大きな苦難に直面するようになりました。こんにち、私たちクリスチャンもパウロのように避けることができない人生の暴風に遭う時があります。人生のユーラクロンという暴風が私たちの人生に近づいて来る原因と、その解決方法は何でしょうか?


船が良い港と呼ばれる所に着いた時、パウロは船が継続す進んで行ったら大きな暴風に遭うようになることを予め知って、引率責任者である百人隊長に警告しました。しかし百人隊長は、パウロの言うことを無視して、船長や航海士の意見をもっと信用し、継続航海する途中に結局、暴風に遭ってしまいました。このように、私たちの人生の中に近づいて来る苦難のユーラクロンは、私たちが神様の御言葉と勧告を無視して、自分の意のままにに生きて行く時、近づいて来るのです。


パウロは、自分の所属をはっきりと知っていました。たとえ暴風の中にいても、暴風が自分にはどうすることもできない、というパウロの告白は、「私は神様のものである」という、堂々たる所属感から出たものでありました。また、パウロは、「私の仕えている神様」と告白しましたが、それは自分の全てを神様に捧げ、神様のためにだけ生きるということです。パウロは、自分が神様の御心によってローマへ行く途中なので、決して暴風に座礁されはしないはずと確信していたのです。


このように、私たちが神様に属しており、神様に仕えながら生きているという堅固な信仰さえあれば、どのような人生のユーラクロン暴風の中にいても、充分に勝利することができるのです。




お祈り

愛であられ、全知全能なる、わが父なる神様!私たちは、この世という海を航海する船と同じです。それで、私たちにどのような暴風雨が近づいて来るか知りません。難しい目に遭うようになった時、使徒パウロのように、私たちも「神様のものである」というはっきりした所属感を持って、私たちの仕える神様だけを見上げながら、勝利の人生を生きて行けるように助けてください。イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!