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4月4日


■苦難に会う時

「ローマ人への手紙 5章:1節〜5節」

5:1 ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。
5:2
またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入  れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます。
5:3 そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、
5:4 忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
5:5 この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。




人類の祖先アダムが犯した罪により、人間は生まれる時から三重の苦しみの重い刑罰を負わなければなりません。人生にあって魂の死と肉体の死と、また、生活の呪いから発生される苦しみに対して、聖書は次のように記録しています。『人は生まれると苦しみに会う。火花が上に飛ぶように。』(ヨブ記5:7)


しかし、私たちが苦難に会う時、どのような心の姿勢を持つかによって、苦難が却って祝福の契機になることもあります。


苦難が祝福の契機となるようにするためには、まず、苦難の時を悔い改める機会にしなければなりません。人間は苦難に会ったら、外に向けていた関心を自分に向きを変えて反省するようになります。それで、世のことに追われてあちこち走っていた足を止めて、自分を振り返ってみるようになるのです。ですから私たちは、苦しみに会う時がまさに神様が私たちに自分を顧みて祈りなさい、と指示する時であることを悟らなければなりません。


また、私たちは苦しみに会う時、聖霊様の助けを懇願する姿勢を持たなければなりません。聖霊様は、私たちが苦難を立派に克服することができるように助けてくださいます。ですから私たちは、助け主・聖霊様を認め、歓迎し、迎え入れ、拠り頼むことによって、苦難に打ち勝つことができるのです。


そして苦しみに会う時、私たちは神様の御言葉の上に堅固に立たなければなりません。神様は世の中を大洪水で審かれる前に、予めノアに箱舟を作らせてくださり、審きを免れるようになさいました。その時、神様は箱舟の窓を天井近くに作らせれましたが、これは、人間が患難に会った時、上下左右に揺れ動く周囲の環境や、人間の助けを期待することなく、ひとえにみわざを働かせる神様、歴史や人間の運命を主管なさる神様だけを見上げなさい、という深い意味を持っています。私たちは苦難の時期を通る時には辛く、悩ましいですが、振り返ってみたら、その苦難を通して大きく成長し、発展したことを悟るようになります。


従って私たちは、苦難の目に会う時に気を落としたり、不平を言ったりせずに、感謝を持って、苦難を祝福していただく機会に変化させる成熟したクリスチャンとならなければなりません。




お祈り

世界万物を造られ、人類を愛しておられる、わが父なる天の神様!神様はひとえに私たちの助けとなられる、私たちの主であられます。私たちに苦難がぶつかって来た時に、それを苦難として受け入れないように助けてください。苦難を祝福の機会として、神様の前に力と勇気ある正しい姿勢を保って、立派に苦難を克服するように助けてください。苦難の中でも、共におられる神様を見上げながら、希望を持って生き抜くように導いてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!