前へ    次へ

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月


2006年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            


4月29日


■出会い

「ピレモンへの手紙 1章:8節〜14節」

1:8 私は、あなたのなすべきことを、キリストにあって少しもはばからず命じることができるのですが、こういうわけですから、
1:9 むしろ愛によって、あなたにお願いしたいと思います。年老いて、今はまたキリスト・イエスの囚人となっている私パウロが、

1:10 獄中で生んだわが子オネシモのことを、あなたにお願いしたいのです。

1:11 彼は、前にはあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても、役に立つ者となっています。
1:12 そのオネシモを、あなたのもとに送り返します。彼は私の心そのものです。
1:13 私は、彼を私のところにとどめておき、福音のために獄中にいる間、あなたに代わって私のために仕えてもらいたいとも考えましたが、
1:14 あなたの同意なしには何一つすまいと思いました。それは、あなたがしてくれる親切は強制されてではなく、自発的でなければいけないからです。




「ピレモンへの手紙」は、使徒パウロがローマのピリピ監獄に投獄されていたとき、ピレモンに送った手紙です。ところがここに、ピレモンの財産に大きな損失を与えて逃げた、しもべオネシモに関しての内容が言い及ぼされています。彼はそのほかにも罪を犯してローマのピリピ監獄に入れられていましたが、そこで使徒パウロに会って悔い改め、イエス・キリストを救い主として受け入れるようになりました。


使徒パウロは、オネシモがピレモンのしもべであったことを知るようになり、またピレモンに損害をこうむらせて逃げて来た人であるという事実も知るようになりなりました。使徒パウロは、オネシモを自分のところにとどめておき、自分のために仕えてもらいたいという気持ちがありました。それで、元の主人であるピレモンの同意を得ようとしてオネシモをピレモンのところに行かせながら、この手紙を書いたのです。


この世のすべての人たちは、出会いの中で関係を結びながら暮らしていきます。出会いには色々ありますが、その中で代表的な出会いについて調べてみることにします。


まず、父母との出会いがあります。父母との出会いは、人生の初瞬間から結ばれる最初の出会いであり、選択の余地がない出会いでして、その人の人生に大きな影響を与えます。立派で物質的に豊かな父母に出会う人もいますが、ひどく貧乏で無知なふぼに出会って苦労する人もいます。


また、友人との出会いと職場や団体の同僚との出会いがあります。この出会いは、まことの愛によって結ばれた出会いではなく、利害関係に基づいて結ばれる出会いです。それで、このような出会いを通しては自分の本当の姿を見つけることができず、満足を得ることができないのです。


そして、夫婦の間柄としての出会いがあります。夫婦としての出会いは、肉体的な欲求の動機から結ばれたものですから、深い霊的な満足とは別に関係ありません。むつまじい時には幸せのように感じられますが、不和、あるいは倦怠を抱くようになったら不満になり、甚だしくは仇敵のように憎しみ合うのが夫婦関係です。


ところが、人生のすべての出会いの中でもっとも重要であり、祝福された出会いがあります。それはまさに、私たちの霊魂にまことの満足を与え、自分自身を発見することができるようにする神様との出会いです。


オネシモは、使徒パウロの伝道を受けて、ピリピ監獄で神様に出会うや、過去の間違った人生を清算し、福音のために献身する神様の器となることができたのです。




お祈り

宇宙の創造主であられ、素晴らしい、わが父なる神様!私たちを、主の子供として会ってくださって有り難うございます。人生を生きていく過程において、私たちは色々な出会いを通して私たち自身を発見する時が多いです。しかし、どの出会いよりも、私たちの救い主イエス・キリストとの出会いがもっとも祝福された出会いであることを知るようにしてくださいましたことに、心から感謝申し上げます。これからも私たち家族全員が、イエス様とのまことの出会いを継続することができるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!