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5月3日


■砕かれた夢の蘇生

「ヘブル人への手紙 11章11節〜12節」

11:11 信仰によって、サラも、すでにその年を過ぎた身であるのに、子を宿す力を与えられました。彼女は約束してくださった方を真実な方と考えたからです。
11:12 そこで、ひとりの、しかも死んだも同様のアブラハムから、天に星のように、また海ベの数えきれない砂のように数多い子孫が生まれたのです。




人は、誰もほとんどが夢を持っています。夢がない人生を生きている人はそんなに多くはありません。ところが、夢があるとしてみな成就されるのではありません。多くの場合、夢が挫折する経験をするようになり、この時、世の人たちは挫折し、絶望して、再起不能の状態に陥ることもあります。それでは、私たちクリスチャンはどうでしょうか?


私たちクリスチャンは、神様が与えてくださった夢を持って生きている人たちです。ところが、クリスチャンであるということで夢が坦々と成就するのではありません。大部分の場合、クリスチャンたちは自分の夢が散々に砕かれる苦痛を体験します。しかし、クリスチャンが世の人たちとは違うのは、夢が砕かれたと言うことで終わったのではない、と言うことです。


なぜなら、私たちクリスチャンには、『信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。昔の人々はこの信仰によって称賛されました。信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、したがって、見えるものが目に見えるものからできたのではないことを悟るのです。』(ヘブル人への手紙11:1〜3)と言われた神様の御言葉を信じる信仰があるからです。


「ヘブル人への手紙11章」には、夢が砕かれる瞬間を、信仰で克服した数多い信仰の勝利者たちの話が記録されています。その中の一人が、アブラハムの妻‘サラ’です。サラは年老いて、既に子を生むことができない状態でありました。常識的に考える時、サラは子を生むことができる希望も可能性もないお婆さんであったのです。ところが、どのようにしてサラが90歳になってイサクを生むことができたでしょうか?


サラは、真実な神様の約束を信じることによって、子を生む力を得ました。「本文(奉読箇所)11節」を見ますと、『信仰によって、サラも、すでにその年を過ぎた身であるのに、子を宿す力を与えられました。彼女は約束してくださった方を真実な方と考えたからです。』と記録されています。このようにサラが生んだ息子イサクを通して、空の星と海辺の砂のようにたくさんの子孫が生まれ、増えるようになったのです。


神様が、私たちの心に夢をくださる時、私たちはその夢が問題なく直ぐに成就されると思う場合が少なくありません。しかし、夢が成就されるためにはその夢が死んでからよみがえる過程を必ず通過するようになる、という事実を心に銘じていなければなりません。また、夢が死んでからよみがえる過程で必要なのは、神様に対する根気強い信仰であると言うことも知っていなければなりません。信仰は、まさに神様が与えてくださった夢と希望を復活させる偉大な力なのです。




お祈り

私たちに夢と希望を与えてくださる、素晴らしい、わが神様! 神様の御言葉には不可能がないということを、サラを通して悟らせてくださって、有り難うございます。主を賛美します。人が見る夢ははかなくても、神様が与えてくださる夢は間違いなく成就することを信じます。私たち家族一同が、主にあって夢を成就する、信仰の勝利者たちとなるように助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!