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5月12日


■劣等意識を捨てて信仰に立ちなさい

「士師記 6章15節〜17節」

6:15 ギデオンは言った。「ああ、主よ。私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。ご存じのように、私の分団はマナセのうちで最も弱く、私は父の家で一番若いのです。」
6:16 主はギデオンに仰せられた。「わたしはあなたといっしょにいる。だからあなたはひとりを打ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そう。」
6:17 すると、ギデオンは言った。「お願いです。私と話しておられるのがあなたであるというしるしを、私に見せてください。




今日の本文(奉読箇所)は、ギデオンが神様からお召しをいただく場面です。主の御使いがギデオンに、イスラエルをミデヤン人の手から救え、と言った時、彼は、『ああ、主よ。私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。ご存じのように、私の分団はマナセのうちで最も弱く、私は父の家で一番若いのです。』(本文15節)と答えました。


ギデオンは、イスラエル12部族の中でもっとも弱い部族であり、小さな家門に属しているという劣等意識を持っていました。またギデオンは、イスラエルを7年間も支配している強いミデヤンを打ち退かせる自信がありませんでした。ところが、このように自分自身に対する劣等感と、環境に対する劣等感を持っていたギデオンが、どのようにして神様の勇士となり、イスラエルをミデヤンの手から救い出すことができたでしょうか?


ギデオンは劣等意識を持っている人でありましたが、神様に対する信仰も持っておりました。ギデオンが、資格がないことと劣等感を謙遜に神様の前に告白するや、神様は、『わたしはあなたといっしょにいる。だからあなたはひとりを打ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そう。』(本文16節)と、ギデオンに勇気を与えてくださいました。この約束の御言葉を聞いたギデオンは、はじめて大胆な信仰と勇気を得るようになりました。


また、神様はギデオンにミデヤンの陣営を偵察するようになさり、ミデヤン人たちが彼を至極恐れているという事実を知るようにはからってくださいました(士師記7:9〜14参照)。それでギデオンは大胆になり、神様がこの戦いで必ず勝つようにしてくださる、という確信を持つようになりました。このような確信は、何か外部的分析とか比較を通して得た結果ではなく、腹の奥底から湧き上がる絶対的な信仰の産物であったのです。


私たちの中心が信仰で満たされている時、たとえ人間的には不足する点が多く、環境が不利であるとしても、神様は私たちの信仰を通して、偉大なみわざを働かしてくださるのです。




お祈り

全知全能で、私たちの永遠なる安息であられる神様!  ギデオンは神様のお召しをいただいた時、自分の弱さと資格が足らないことを告白しました。その時、神様はギデオンに、「わたしはあなたと共に居る」と言われ、彼に勇気と信仰を与えてくださいました。主である神様!私たち家族にも、劣等意識を捨てるように助けてくださり、信仰と勇気を持つようにしてください。  イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!