前へ    次へ

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月


2006年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
             


6月4日


■奇跡を産み出す祈りの秘訣

「ヤコブへの手紙 5章13節〜16節」
5:13 <あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。/TD>
5:14 あなたがたのうちに病気の人がいますか。その人は教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。
5:15 信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。
5:16 ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。




数多くの聖徒さんたちが私の事務室に来て、このような質問をよくします。「牧師先生、人たちは容易に、祈りに対する御答えをいただき、奇跡も多く体験するのですが、私は徹夜して祈り、断食しながら祈っても、全然、何の御答えもいただくことができません。どうしてでしょうか...?」聖書は、このような質問に対して確実な解答をあたえてくれます。

「創世記15章」を見ますと、アブラハムが供え物の生け贄を真二つに切り裂き、それを祭壇の上に載せて置いて、神様の御答えを待っていた時、煙の立つかまどと、燃えているたいまつが、切り裂かれた供え物の間を通り過ぎた、という内容があります。ここに、お祈りに対する御答えのキーがあります。切り裂いた生け贄とは、私たちの悔い改めを意味します。

私たちが、私たちの罪を切り裂くが如くに具体的に悔い改めたら、罪による神様との間の隔ての壁が崩れ去ります。そして聖霊の火が私たちの中を通り過ぎることによって、私たちが聖潔になります。そうしたら私たちは、奇跡を産み出すことのできる信仰の人となるのです。

次には、悔い改めて神様から罪を赦していただいたなら、私たちも、私たちに罪を犯した人を赦してあげなければなりません。「マタイの福音書18章21節〜35節」の御言葉を見ますと、王様から1万タラントの借金を免除して貰ったしもべが、自分に100デナリの借りのある仲間を牢に投げ入れた話が出ます。その事実を伝え聞いた王様が怒って、恩知らずのしもべが借金を全部返すまで、彼を監獄に投獄しなさいと命令しました。

私たちは、王の王であられる神様からすべての罪を赦していただきました。ですから私たちは、私たちに罪を犯した人たちを赦してあげてこそ、悔い改めたことが実を結んで奇跡を産み出すことができるようになるのです。

最後に、信仰に基づいて、約束の御言葉に根拠する祈りを捧げなければなりません。「マタイの福音書17章20節」に、『イエスは言われた。「あなたがたの信仰が薄いからです。まことに、あなたがたに告げます。もし、からし種ほどの信仰があったら、この山に、『ここからあそこに移れ。』と言えば移るのです。どんなことでも、あなたがたにできないことはありません。」』と記録されています。「からし種ほどの信仰」であっても、超自然的な奇跡を産み出すことができるのです。

このように、私たちが先ず徹底的に罪を悔い改めた後、私たちに罪を犯した人たちを赦してあげ、そして信仰を持って神様に祈りを捧げる時、驚くべき神様の御答えを得ることができるのです。そうして、私たちに襲って来た苦痛の夜が歓喜の夜明けに変じ、私たちのたましいが幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、健康の祝福を私たちは享受するようになるのです。




お祈り

恵み豊かな、私たちの父なる神様!

義人の祈りは働くと、大きな力があると仰せられました。イエス様のお恵みで私たちを義として下さって有り難うございます。私たちの祈りに御耳を傾けてくださり、私たちのすべての罪と咎を赦してください。そして、山を移すほどの信仰を持つことができるように助けてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!