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6月21日


■模範となる親の人生とは

「列王記 第一 15章25節〜27節」
15:25 ユダの王アサの第二年に、ヤロブアムの子ナダブがイスラエルの王となり、二年間、イスラエルの王であった。
15:26 彼は主の目の前に悪を行ない、彼の父の道に歩み、父がイスラエルに犯させた彼の罪の道に歩んだ。
15:27 それでイッサカルの家のアヒヤの子バシャは、彼に謀反を企てた。バシャはペリシテ人のギベトンで彼を打った。ナダブと全イスラエルはギベトンを攻め囲んでいた。




人は、見たり、聞いたりすることによって教育されます。特に子どもたちは、無意識の中で親の行動を真似ます。そして、それが習慣となります。それで、親の行動が子どもたちの教育に及ぼす影響は絶対的であると言えます。

本文を見ますと、ヤロブアムの子ナダブが王になりました。ところが、彼は父親であるヤロブアムと同じく、神様には背をむけて、罪の道に歩みました。聖書はそれに対して、「彼は主の目の前に悪を行い、彼の父の道に歩み、父がイスラエルに犯させた彼の罪の道に歩んだ。」(26節)と記録しています。

このように、親は子どもに絶対的な影響を与える人生の標本となるのです。それでは、私たちはクリスチャンとして、どのような親にならなければならないのでしょうか?

第1番目に、何よりもまず、神様の御前に敬虔な信仰生活をする親とならなければなりません。信仰の家庭で生まれた子どもたちは、親から神様の姿を発見し、イエス・キリストの香りを感じるようになります。親の敬虔な信仰生活は、子どもたちの信仰に礎の石を据えてあげるのと同様なのです。

第2番目には、管理人のような生活をする親になってあげなければなりません。この世のあらゆるものが神様のものであり、私たちはただ神様から任されたものを管理するだけの存在です。子どもたちさえも、神様がしばらく任してくださった神様のものです。ですから、親となった人は神様から任していただいた全てのものを、神様の御心通りに管理する‘管理人らしい’人生を子どもたちに見せてあげなければなりません。

利己主義と黄金万能主義が澎湃している現代社会の中で、子どもたちが利己主義と物質の奴隷にならないようにする道はただ、親が神様と隣人のための管理人である人生を子どもたちに見せてあげることだけです。

第3番目に、年上の人や先輩を敬う生活をする親にならなければなりません。聖書は、『「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする。」という約束です。』(エペソ人への手紙6:2〜3)と記録しています。子どもたちから親としての待遇を受けるためには、親自身が先ず、父と母を敬う模範を見せなければならないのです。

神様の祝福は、親を通して子どもたちに流れ込みます。皆さんは、神様が喜ばれる模範的な親としての人生を歩んでおられるでしょうか。




お祈り

主であられる、私たちの父なる神様!

主がご覧になる時、美しい家庭生活を営んで行けるように助けてください。親である私たちの姿から子どもたちが神様を発見し、イエス様の香りが子どもたちに伝えられるようにお恵みをほどこしてください。また、今日からは神様と隣人のための管理人としてまことの人生を生きて行くように導いてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!