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6月25日


■有るものに祝福してくださる神様

「列王記 第ニ 4章 2節〜6節」
4: 2 エリシャは彼女に言った。「何をしてあげようか。あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。」彼女は答えた。「はしための家には何もありません。ただ、油のつぼ一つしかありません。」
4: 3 すると、彼は言った。「外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。
4: 4 家にはいったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいになったものはわきに置きなさい。」
4: 5 そこで、彼女は彼のもとから去り、子どもたちといっしょにうしろの戸を閉じ、子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油をついだ。
4: 6 器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言った。「もっと器を持って来なさい。」子どもが彼女に、「もう器はありません。」と言うと、油は止まった。




預言者のともがらの一人が、借金をたくさん残したまま死にました。彼の妻は借金を返す方法がなく、貸し主に2人の子どもを奴隷として奪われる危機に瀕しました。それで、彼女はエリシャに助けを求めました。その時、エリシャは彼女に言いました。「あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。」(2節)

それに対して、彼女は「ただ、油のつぼ一つしかありません。」と答えました。それを聞いたエリシャは、「隣の人たち皆から、からの器を借りて来なさい。家に入ったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じて、すべての器に油を注ぎ、いっぱいになったものは脇に置きなさい。」(4:3〜4)と言いました。

彼女が、エリシャの言葉に従順に聞き従って、すべての器に油を注ぎ終わったところ、油が止まりました。彼女はそれを売って借金を返し、楽に生活をすることができました。ここで、私たちは祝福に関する重要な教訓を得ることができます。

 先ず、エリシャが死んだ預言者のともがらの妻に、「家に、何があるのか?」と尋ねたことに注目しなければなりません。こんにちも、神様は私たちに御答えを与えようとなさる時、真っ先に私たちに何があるのかをいつも尋ねられます。神様は、私たちが持っているものを通して答えてくださり、祝福してくださるのです。

ですから、私たちは、私たちに何があるのかを悟らなければなりません。神様が与えてくださった賜物と才能が何であるかを知らなければなりません。また、自分が持っているものが何であるかを知らなければなりません。なぜなら、私たちにあるものが小さかろうが、大きかろうが、神様はそれを祝福の道具としてご使用なさるからです。

そうだと言って、神様は、必ず私たちが持っているものだけを通して祝福してくださるのではありません。私たちにないものを、隣人から借りるようになさって、それを通しても祝福してくださいます。エリシャは、死んだ預言者のともがらの妻に、「隣の人みなから、器を借りて来なさい。」(4:3)と言いました。ここでの器は、信仰の器のことです。それは祝福を盛り入れる道具です。

「器を借りる」ということは、「隣人の祈りの助けをもらう」ことを言います。神様は、本人の祈りが足りない時には、隣人の祈りを通してでも祝福してくださいます。このように、私たちにあるものを神様に捧げ、主のお導きに従順に聞き従う時、神様の満たしてくださる祝福が臨むのです。




お祈り

できない事がない、我らの父なる神様!

私たちが持っている小さなものを、主の御手に、従順に聞き従うことによって捧げます。豊かな神様の天の祝福で、私たちの人生に不足するものがないように、満たしてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!