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7月1日


■運命を変える祈りの秘訣

「列王記 第二 20章 1節〜6節」
20: 1 そのころ、ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。そこへ、アモツの子、預言者イザヤが来て、彼に言った。「主はこう仰せられます。『あなたの家を整理せよ。あなたは死ぬ。直らない。』」
20: 2 そこでヒゼキヤは顔を壁に向けて、主に祈って、言った。
20: 3 「ああ、主よ。どうか思い出してください。私が、まことを尽くし、全き心をもって、あなたの御前に歩み、あなたがよいと見られることを行なってきたことを。」こうして、ヒゼキヤは大声で泣いた。
20: 4 イザヤがまだ中庭を出ないうちに、次のような主のことばが彼にあった。
20: 5 「引き返して、わたしの民の君主ヒゼキヤに告げよ。あなたの父ダビデの神、主は、こう仰せられる。『わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。見よ。わたしはあなたをいやす。三日目には、あなたは主の宮に上る。
20: 6 わたしは、あなたの寿命にもう十五年を加えよう。わたしはアッシリヤの王の手から、あなたとこの町を救い出し、わたしのために、また、わたしのしもべダビデのためにこの町を守る。』」




人生は有限であり、この上なくむなしいものです。一生涯を立派に暮らしてからも、歳月が流れ、年老いたら死ぬようになります。

今日の本文(奉読箇所)を見ますと、ヒゼキヤが病気に罹って、もうすぐ死ぬしかなくなりました。しかしヒゼキヤは、アッシリヤの侵入で国の運命が危なく、しかも王位を継承する後継者もないまま、死ぬようになったことがあまりにも心を痛くしました。それで、彼は壁に顔を向けて涙を流しながら、心を尽くして神様に祈りました。

遂に彼の祈りと涙は神様の御心を動かして、彼は寿命が15年延長される恵みをほどこしていただきました。ヒゼキヤがどのように祈ったので、死ぬ運命が生きる運命に変化されたでしょうか?

第1番目に、ヒゼキヤは声を出して泣きながら、心を尽くし力を尽くして祈りました。「ヒゼキヤは顔を壁に向けて」(20:2)と言う御言葉は、ヒゼキヤがひとえに神様を見つめて、神様にだけ拠り頼みながら、心と思いといのちを尽くして、全身全力で祈ったと言う意味です。

私たちが声を出して泣きながら、全力を尽くして祈る時、神様の御心を動かすことができる祈りの力が発揮されます。ですから、私たちの人生の中で起こる色々な問題も、私たちが神様だけに拠り頼み、心と思いを尽くして、命懸けで祈るとしたら、まさにエリコが崩れ落ちた如くにすべてが解決されてしまうようになるのです。

第2番目に、ヒゼキヤは、日常にあって真実と信仰で主の前に歩み、主がご覧になる時、良い行いをする王様でありました。それでヒゼキヤは、神様の前にそんなにも大胆に祈ることができたのです。もしもヒゼキヤ王が、平素神様から喜んでいただくことができない人生を生きて来たとしたら、彼は決して、大胆に、そして切実に祈ることはできなかったはずです。

私たちの信仰も同様です。平素に正しく暮らして神様から喜んでいただき、神様さまの御心にかなう道に歩むために心と思いを尽くして献身する人は、問題を解決してくださいと大胆に祈ることができます。良心に呵責がない、正しく聖い人生を生きて行く時、私たちの祈りは運命を変える神様の御手を動かし、神様の奇跡を体験することができるようになるのです。





お祈り

いのちの主である、わが神様!

ヒゼキヤ王のように、私たちも神様を信じ、拠り頼みながら、すべての点で真実に行い、祈りに励んで、神様の全能なる御力を体験することができるように助けてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!