■懲らしめられる兄弟に対する態度
「歴代誌 第二 28章:15節」 28:15
指名された人々が立ち上がって、とりこの世話をし、その中で裸の者にはみな、分捕り物を用 いて衣服を着せた。彼らに衣服を着せてから、くつをはかせ、食べさせ、飲ませ、油を塗ってやった。そのうえ、足の弱い者はみな、ろばに乗せて運び、彼らの兄弟たちのもと、なつめやしの町エリコに連れて行った。こうして、彼らはサマリヤに帰った。
ユダの王アハズのみだりに偶像崇拝をすることによって、ユダがアラムの侵略を受け、一日のうちに勇士12万名が凄惨に殺戮されました。この機会を利用して北イスラエルの王は、南ユダに報復する下心で勇者たちを送くり、ユダを打つようにしました。イスラエル民たちは多くのユダ民族たちを殺戮し、20万名の捕虜を率いてサマリやの町に帰って行きました。
その時、イスラエルの預言者であったオデデは、イスラエルの民たちを叱りました。『そこには主の預言者で、その名をオデデという者がいた。この人はサマリヤにはいって来た軍勢の前に出て行って、彼らに言った。「見よ。あなたがたの父祖の神、主がユダに対して憤られたため、主はあなたがたの手に彼らを渡された。ところが、あなたがたは天に達するほどの激しい怒りをもって彼らを殺した。今、あなたがたはユダとエルサレムの人々を従えて自分たちの男女の奴隷にしようとしている。しかし、実はあなたがた自身にも、あなたがたの神、主に対して罪過があるのではないか。今、私に聞きなさい。あなたがたが自分の同胞をとりこにしたそのとりこを帰しなさい。主の燃える怒りがあなたがたに臨むからです。」』(9節〜11節)。
それで、イスラエルの民たちは、かしらを何人か指定して、ユダの捕虜たちの中で裸の者には着させ、くつをはかせ、食べさせ、飲ませ、傷口には油を塗って治療してやり、弱い者はろばに乗せてユダに帰しました。ここで私たちは、二つの教訓を得ることができます。
第1番目は、兄弟が罪を犯したことによって神様から懲らしめ受ける時、私たちは共に悲しみ痛む心を持って、自分を省みなければならない、ということです。私たちは親しい兄弟、好きな兄弟が懲らしめを受ける時には、共に苦しみを分かち合おうとします。しかし、別に好きでないとか、または嫌っている兄弟が神様の懲らしめを受ける時には、心の中で喜ぶ場合があります。このような態度は、神様の御怒りを招くことがありません。
従ってこのような場合、私たちはかえって悲痛な心を持って、自分を顧み、神様から懲らしめられることがないのか、よく省察して見なければならないのです。
第2番目は、懲らしめを受ける兄弟を助けてあげなければならない、ということです。犯罪して神様から懲らしめを受ける可能性は誰にでもあります。ですから、私たちの兄弟が、つまずいたり罪を犯したりして神様の懲らしめを受け、苦しみに会っている時、私たちは力の限りを尽くして兄弟を助けてあげなければなりません。そうする時、神様はお喜びになって、懲らしめを早めに終わらせるのであります。
お祈り
聖なる、わが父なる神様!
兄弟が、犯罪したことによって神様から懲らしめられる時、共に悲しみ痛がりながら、真心から助けることのできる心を与えてください。また、私自分自身を顧みて、神様から懲らしめを受けることがないか、よく省察することができますように助けてください。
イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!
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