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8月11日


■全能なる神様

「ヨブ記 26章:1節〜8節」
26:1 ヨブは答えて言った。

26:2 あなたは無力な者をどのようにして助けたのか。力のない腕をどのようにして救ったのか。
26:3 知恵のない者をどのようにしていさめ、豊かなすぐれた知性を示したのか。
26:4 あなたはだれに対してことばを告げているのか。だれの息があなたから出たのか。
26:5 死者の霊は、水とそこに住むものとの下にあって震える。
26:6 よみも神の前では裸であり、滅びの淵もおおわれない。
26:7 神は北を虚空に張り、地を何もない上に掛けられる。
26:8 神は水を濃い雲の中に包まれるが、その下の雲は裂けない。




本文(今日の奉読個所)で、ヨブは、天体を主管なさる神様の全能に対して賛美の告白をしています。天体に対する彼の知識は、実に驚くほどの正確性を現しています。彼は、このような神様の全能が自分の苦難とどのような関連があると言ったでしょうか?

第1番目に、ヨブは、「よみも神の前では裸である。」と言いました。ここでの“よみ”とは、墓を意味します。神様が“よみ”を主管なさるということは、人たちの死後の立場も管轄なさる、ということです。これは即ち、キリストを通して、陰府と死亡の権勢が完全に滅ぶようになることを予め提示しているのです。

神様は、人間の生死禍福を主管なさいます。ですから、私たちは死亡に対して心配したり恐れたりせずに、ひとえに命を与えてもくださり、取り上げられもなさる権威を持っておられる主に拠り頼んで、安心して、安らかに暮らさなければなりません。

第2番目に、ヨブは、「神は北を虚空に張り、地を何もない上に掛けられる。」と告白しました。地が宇宙に浮かんでいるという真理を、科学が悟るずっと以前に、既にヨブは神様の霊感を通して知っていたのです。それでヨブは、天体を運行しておられる神様の全知全能を賛美しているのです。

どの誰も、神様の全知全能を測り知ることはできません。ですから、私たちは絶え間なく神様の全能を口で是認し、賛美しなければなりません。そうする時、神様とは比較することもできない、弱い人間であることを徹底的に認識して、人は謙遜になるようになるのです。

第3番目には、ヨブは結論的に、天体を主管なさる神様の全能さを「神様のみわざの出発点」としてほめたたえています。彼はここで、天体に現されている神様の権能を説明することによって、人間が当面する難題を問題視しないところにまでに至ります。このように偉大で、知恵の奥義を行われる神様を思う時、人間としてはとても理解することの出来ない苦難もある、と言うのです。

ですから私たちは、全知全能なる神様が私たちを愛しておられ、私たちの一生を導かれるのだと言うことを信じながら、すべてにおいて主を認め、主に委ね、主に拠り頼む人生を生きて行かなければならにのです。




お祈り

全知全能であられる、父なるわが神様!

宇宙万物を創造なさり、支配される神様が、私たちを愛してくださり、私たちのすべてにおいて導いてくださることに感謝申し上げます。ヨブが全能なる神様をほめたたえたように、私たち家族一同も、計り知れない神様の御心を賛美しながら、益々感謝するように導いてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!