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9月7日


■あなたのほかに私はだれをも望みません

「詩篇 73篇20節〜25節」
73:20 目ざめの夢のように、主よ、あなたは、奮い立つとき、彼らの姿をさげすまれましょう。
73:21 私の心が苦しみ、私の内なる思いが突き刺されたとき、
73:22 私は、愚かで、わきまえもなく、あなたの前で獣のようでした。
73:23 しかし私は絶えずあなたとともにいました。あなたは私の右の手をしっかりつかまえられました。
73:24 あなたは、私をさとして導き、後には栄光のうちに受け入れてくださいましょう。
73:25 天では、あなたのほかに、だれを持つことができましょう。地上では、あなたのほかに私はだれをも望みません。




日本帝国の朝鮮総督府時代に、ある村に信仰心の篤いおじいさんが住んでいました。日が経つにつれて日本人たちの横暴はひどくなっていき、ついに彼らは、神社参拝を全国民に強要しました。

このおじいさんが住んでいる村も例外ではなく、日本人の巡査は村の人たち全員を集合させてから、神社参拝に関して説明しました。勿論、日本人の巡査は神社参拝を拒否したら、何かの処置が下されるであろうとも、それとなく仄めかしました。

信仰心の篤いこのおじいさんは、日本人巡査の言うことが終わる前に既に、心の中で神社参拝を拒否しようと固く決心しました。ところがその瞬間、突然に大きな心配ごとが思い浮かびました。神社参拝を拒否したら、間違いなく留置場に拘留されることは決まっています。おじいさんは何年か前からリューマチスで苦しんでいましたが、留置場に入れられたら、おじいさんのリューマチスはさらに悪化するはずですから、この冬の寒さの中でどのように耐え忍ぶべきか、おじいさんには大きな心配でありました。

しかし、おじいさんは苦悶せずに、すぐに奥の部屋に入って行って神様に祈りました。「神様、私は神社参拝に反対したいのですが、そうしたら、私は留置場に入れられます。そこに入ってから、この寒い冬をどのように過ごしたら良いでしょうか...?」

おじいさんは、神社参拝に反対したことから、ついに留置場に拘留されてしまいました。ところが、本当に奇跡が起こりました。その間、良いと言われるあらゆる薬をすべて服用したのにも直らなかったおじいさんのリューマチスが、跡形もなくきれいに直ったのです。

「テモテへの手紙第二3章12節」を見ますと、『確かに、キリスト・イエスにあって敬虔に生きようと願う者はみな、迫害を受けます。』と記録されています。イエス様は、『わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。』(マタイの福音書5:11〜12)と仰せられました。

ですから、私たちがこの世を生きている間、主をもっと恋い慕い、主のために福音を宣べ伝えることで苦しめられることを、恐れてはならないのです(テモテへの手紙第二1:8参照)。




お祈り

愛する、我が父なる神様!

主の教訓で私たちを導いてくださり、主をますます慕い求めながら、主の福音伝播のために生きて行けるよう導いてください。敬虔に、信仰で生きようとする時、迫害が押し迫って来ても、将来、得られる栄光とは比べることができないことを悟り、少しも恐れることがないように助けてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!