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9月10日


■満たしてくださる神様

「詩篇 81篇10節」
81:10 わたしが、あなたの神、主である。わたしはあなたをエジプトの地から連れ上った。あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。




人生は、母の胎の中から始まって棺桶に入って行く時まで、一生涯を欲望の中で生きて行く存在です。正常的な欲望は神様が与えてくださったものであり、このような欲望のない人は死者ともおなじです。しかし、私たちがこの欲望を利己的に使用したら貪欲になり、神様の栄光のために使用したら、聖なる欲望になります。それでは、どのようにしたら私たちの聖なる欲望を成就することができるでしょうか?

今日の奉読個所の『あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。』と言われた御言葉の中には、人間に対する旺盛で且つ強い欲望を持ちなさい、と言う激励が含まれています。「あなたの口を大きく開けよ。」と言う御言葉は、人生に対するもっと大きな期待と意欲をもって漸進的に前に向かって進んで行きなさい、と言う意味です。そかし、これが利己主義的な貪欲になる時には恐ろしい破壊力を持つようになります。

従って、私たちは、「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイの福音書6:33)と言われた御言葉を頼りにして、キリスト中心の聖なる欲望を持たなければなりません。そうする時、神様が私たちの欲望を満たし始めてくださるのです。

また、「あなたの口を大きく開けよ。」という御言葉は、「心の口を開けよ。」という意味です。「心の口」とは、心の夢を意味します。ですから、「あなたの口を大きく開けよ。」と言われたのは、すなわち、「心の夢を大きく持ちなさい。」という御言葉です。一人の個人とか、家庭とか、国家が夢を失ってしまったら、滅亡するようになります。そうだとして、人間としては到底行き着くことのできない荒唐無稽で無茶な夢を持ってもなりません。

私たちの夢は、私たちの信仰の量りにふさわしいものでなければなりません。私たちが夢を持ったなら、心の中にはっきりと写真を撮って、朝起きてその日の夜に寝床に入るまで、その夢を覚えて見つめなければなりません。そうする時、神様は私たちの夢を成就させてくださるのです。

「あなたの口を大きく開けよ。わたしが、それを、満たそう。」と言われた御言葉は、神様が、人間がすべきことと、神様がなされる仕事を分別させて置かれたと言うことを知るようにしてくれます。私たちの信仰生活は、一方通行の道ではなく、神様との人格的な交わりが必要なのです。

聖書のいたるところに、神様と私たちとの関係が、牧者と羊の関係で喩えられています。牧者は責任を負って羊を顧み、導きます。それで、羊である私たちが口を大きく開けたら、牧者であられる主が、私たちに満ち溢れるほどに満たしてくださるのです。




お祈り

「あなたの口を大きく開けなさい。わたしが、それを。満たそう。」と言われた、父なる神様!

私たち家族が、利己的で貪欲的でない、信仰の口を大きくあけるように助けてください。

主イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!