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9月18日



■報いをなさる神様

「詩篇 109篇16節~20節」
109:16 それは、彼が愛のわざを行なうことに心を留めず、むしろ、悩む者、貧しい人、心ひしがれた者を追いつめ、殺そうとしたからです。
109:17 彼はまたのろうことを愛したので、それが自分に返って来ました。祝福することを喜ばなかったので、それは彼から遠く離れました。
109:18 彼はおのれの衣のようにのろいを身にまといました。それは水のように彼の内臓へ、油のように、その骨々にしみ込みました。
109:19 それが彼の着る着物となり、いつも、締めている帯となりますように。
109:20 このことが、私をなじる者や私のたましいについて悪口を言う者への、主からの刑罰でありますように。




ある国に、欲の深い軍人がおりました。ところが、彼にはどのような危険の中でも主人を立派に守ってくれる名馬がありました。

「お前は、俺の宝だ。お前が居なかったら、俺は、今、生きては居られなかったはずだ。」軍人は、自分の馬を誇りとし、良いと言われる餌はどんなにしてでも手に入れて、馬に食べさせました。それで、馬も、これまた戦場に出て行ったら自分の命よりも主人のために懸命に、そして熱心に駆け回りました。ある時は、大きな負傷もしましたが、主人の誠実こもった看護によって直ぐに直りました。

ところが、戦争が終わるや、軍人の態度が変わり始めました。「あの馬鹿な馬、餌だけをどんどん食べ尽くして、仕事は何もしないんだ...。」そう呟きながら、骨の折れる仕事は情け容赦なくさせました。その結果、間もなく馬は傷だらけになりました。それでも主人は看護して上げるどころか、餌も少しだけ与え、重い馬車を引かせるとか、田畑を耕す労働などを休みなく課せました。

そうした中で、再び戦争が勃発しました。主人は万全の準備を終えて、馬に飛び乗りました。ところが、馬は過去のようではありませんでした。その馬は元気がなく、駆ける所か歩くのも大変なようでありました。びっこを引くようでもあり、ちょっとした石ころにもつまずいて倒れかかるほどでありました。それでも、軍人である主人は鞭で打ちながら怒鳴りました。「力を出せ。力を!過去のお前の名声はどこに行ったんだっ!」

しかし、完全に力が弱くなった馬には、鞭打ちも、命令も、何の効果がありませんでした。結局、その軍人は、戦争の真っ只中で、敵が射た矢に当たって戦死してしまいました。

聖書に、「あなたは、恵みを千代にまで施し、先祖の咎をその後の子らのふところに報いる方、偉大な力強い神、その名は万軍の主です。おもんぱかりは大きく、みわざは力があり、御目は人の子のすべての道に開いており、人それぞれの生き方にしたがい、行ないの結ぶ実にしたがって、すべてに報いをされます。」(エレミヤ書32:18~19)と記録されています。

このように、行った通りに報いをされる神様の前で、私たちは全ての点で良いことは受け入れ、行い、悪いことは、その真似もしてもいけないのです。

「テサロニケ人への手紙第一5章21節~22節」の御言葉です。『すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。悪はどんな悪でも避けなさい。』




お祈り

私たちが行った通りに報いられる、我らの父なる神様!

万軍の主であられる神様の前に、現されないものは何一つありません。私たち家族が、イエス様従い、すべての良いものを堅く守り、悪はどんな悪も避けることができるように助けてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!