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11月13日



■真実なレカブの人々

「エレミヤ書 35章:8節~11節」
35:8 それで、私たちは、私たちの先祖レカブの子ヨナダブが私たちに命じたすべての命令に聞き従い、私たちも、妻も、息子、娘たちも、一生、ぶどう酒を飲まず、
35:9 住む家も建てず、ぶどう畑も、畑も、種も持ちません。
35:10 私たちは天幕に住み、すべて先祖ヨナダブが私たちに命じたとおりに、聞いて行ってきました。
35:11 しかし、バビロンの王ネブカデレザルがこの国に攻め上ったとき、私たちは『さあ、カルデヤの軍勢とアラムの軍勢を避けてエルサレムに行こう』と言って、エルサレムに住んだのです。




今日の本文(奉読箇所)は、アブラハムの子孫でないのにも、真実な信仰を持っていたレカブの部族を実例として挙げて、ユダの民たちの反逆と不従順を対照的に見せてくれます。ケニ氏族(歴代誌第一2:55参照)と呼ばれたこの小数民族は、当時、ユダの平原で遊牧生活をしていましたが、バビロンの脅かしを避けてエルサレムに寄留していました。彼らは、先祖ヨナダブの命令に聞き従って酒を飲まず、あちらこちらをさすらいながら天幕生活をしました。

しかし、バビロンの軍勢がユダを侵略するや、彼らは、エルサレムに避難するしかありませんでした。その時、神様はエレミヤに命じられて、彼らにぶどう酒を飲むようにしながら、彼らを試みられました。この試みの目的は、彼らを罪悪に誘惑するためではなく、彼らを真実さの模範とするためでありました。このように神様は、たまに私たちに難しい試みをなさいますが、その目的は、決して有害なものではありません。

レカブの人々は、ただの一瞬間も彼らの誓いを破りませんでした。エレミヤの試みに対する彼らの断固とした態度は、神様から祝福を受けるのに不足しないものでありました。彼らは、尊敬するエレミヤの言葉に従うよりは、自分たちの誓いを守ることがはるかに大切だと思ったのです。

このようなレカブの氏族の真実さは、こんにち、神様に仕える私たちクリスチャンが模範とすべき信仰の姿勢です。私たちは、いかに尊敬すべき人の勧めであっても、その勧めに聞き従うよりは、神様の御言葉をはるかに重要視し、神様の導きに誠意を尽くして従順に聞き従わなければならないのです。





お祈り

真実であられる、我らの父なる神様!

私たちに難しい試みが近づいて来ても、神様の御言葉に拠り頼んで揺り動かされることがないように助けてくださり、真実なる神様のお導きに与る私たち家族となるように祝福してください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!