教会のお説教神様の知恵袋教会音楽道しるべ教会リンク集





12月10日



■永遠なる結婚

「ホセア書 2章16節~20節」
2:16 その日、―主の御告げ。―あなたはわたしを『私の夫』と呼び、もう、わたしを『私のバアル』とは呼ぶまい。
2:17 わたしはバアルたちの名を彼女の口から取り除く。その名はもう覚えられることはない。
2:18 その日、わたしは彼らのために、野の獣、空の鳥、地をはうものと契約を結び、弓と剣と戦いを地から絶やし、彼らを安らかに休ませる。
2:19 わたしはあなたと永遠に契りを結ぶ。正義と公義と、恵みとあわれみをもって、契りを結ぶ。
2:20 わたしは真実をもってあなたと契りを結ぶ。このとき、あなたは主を知ろう。




今日、本文(奉読個所)は、神様とイスラエルの関係を夫と妻の関係に譬え、最後の日に神様がイスラエルを回復させられ、イスラエルと契りを結んで永遠に生きることに対して記録しています。本文を通して私たちは、いくつかの重大な事実を発見することができます。

第1番目に、神様が、私たちの永遠なる夫になられると言うことです。本文は、ホセア書全体の内容を要約していますが、それは一言で言うと、「神様は、イスラエルの夫である。」と言うことです。これは、イスラエルがひとえに神様だけに拠り頼み、神様だけをを慕い、神様だけを見上げなければならない、と言うことを意味します。

こんにちも、同様です。妻が人生の意味と価値を感じ、喜びと満足を得るのは、他の何よりもその夫の故です。夫が持ってきてくれるお金、名誉、地位は、付随的なものであって、夫がいないとしたら意味がないものです。このように、私たちも神様の故に、私たちの人生が価値と意味があるものとならなければならず、神様に因って喜びと満足を持たなければならないのです。

第2番目に、神様は私たちと契りを結びますが、義と恵みと愛とまことを持って契りを結ぶ、と言うことです。ホセアが淫行する妻・ゴメルを最後まで見捨てずに、妻として認め、愛したのは、この世に属したものたちに酔って、霊的に淫行する私たちを見捨てられずに最後まで愛してくださる神様の変わらない契りの節操を言うのです。

私たちがイエス・キリストを救い主として受け入れ、神様と契り、結ばれた関係に入った後に、あれこれと色々なかたちで神様を離れ、霊的に、肉的に罪を犯したとしても、神様は私たちを義と恵みと愛とまことを持って悟らせてくださり、また、導いてくださって、傷のない神様の花嫁として飾ってくださるのです。

第3番目に、私たちが、神様を知るようになると言うことです。「知る」ということは、知識的に知ることだけを意味するものではありません。これは、結婚した妻が結婚生活を通して、夫に関して奥の奥まで知るようになることを意味します。

私たちがこの世を生きる間は、神様を完全に知ることができずに、ただ部分的にだけ知るようになりますが、天の御国に行ってからは、主が私たちを知っておられるのと同じく、私たちも完全に神様を知ることができるようになるのです(コリント人への手紙第一13:12参照)。

これによって、その中で味わう喜びは永遠なものであるのです。ですから、私たちはこの世の中で暮らしながら、神様の花嫁として愛と真実を持って暮らし、その本分を尽くさなければならないのです。





お祈り

永遠なる花嫁として択んでくださった、我らの父なる神様!

淫蕩で不道徳な、ゴメルのような私たちを受け入れてくださり、神様の聖なる花嫁として迎え入れてくださって有り難うございます。将来、天の御国で御顔を合わせて会ってくださる日を期待しながら、義の道に歩むように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!