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12月18日



■ヨナの悔い改めと信仰

「ヨナ書 2章 1節~6節」
2: 1 ヨナは魚の腹の中から、彼の神、主に祈って、
2: 2 言った。「私が苦しみの中から主にお願いすると、主は答えてくださいました。私がよみの腹の中から叫ぶと、あなたは私の声を聞いてくださいました。
2: 3 あなたは私を海の真中の深みに投げ込まれました。潮の流れが私を囲み、あなたの波と大波がみな、私の上を越えて行きました。
2: 4 私は言った。『私はあなたの目の前から追われました。しかし、もう一度、私はあなたの聖なる宮を仰ぎ見たいのです。』と。
2: 5 水は、私ののどを絞めつけ、深淵は私を取り囲み、海草は私の頭にからみつきました。
2: 6 私は山々の根元まで下り、地のかんぬきが、いつまでも私の上にありました。しかし、私の神、主よ。あなたは私のいのちを穴から引き上げてくださいました。



今日の本文(奉読個所)に記録されている“ヨナの祈り”は、偉大な悔い改めと信仰の祈りです。先ず、ヨナは神様の命令に逆らってニネベでない、タルシシュへ行こうとしたことを悔い改めました。当時のユダヤ人たちは悔い改める時、彼らの心を立ち返らせると言う意味から聖殿に向かって祈りました。「私はあなたの聖なる宮を仰ぎ見たいのです。」(4節)と言ったヨナの祈りは、彼の心の方向を変えた悔い改めの祈りでありました。

悔い改めは、心の考えと方向を完全に変えることであり、自己中心であった人生の方向を、神様中心に立ち返ることです。悔い改めた人は、絶対に神様から見捨てられません。ですから、苦難に会った時には悔い改めなければなりません。聖書「ヤコブの手紙5章13節」に、『あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。』と言われました。

悔い改めたヨナは、偉大な信仰の祈りを捧げました。人間的に見る時、ヨナは最大の絶望の中におりました。彼は海の中の深いところ、それも魚の腹の中におりました。それにも拘わらず、彼は、「私の神、主よ。あなたは私のいのちを穴から引き上げてくださいました。」(6節)と、感謝の祈りを捧げました。この時、彼は、「私のいのちを穴から引き上げてくださいました。」と、過去形を使用しました。

信仰は、全く不可能である時、救いを捜し求める行為です。環境が信じられるのだから信じることは、キリスト教の信仰ではありません。ヨナは、自分の悔い改めの祈りを神様が聞かれて、答えて下さることを信じました。真実な、心からの悔い改めの祈りを捧げたなら、自分の罪が赦されたことを信じなければなりません。

信仰の確信は、聖霊さまが与えてくださる平安です。この平安を所有したヨナは、慈しみと救いの神様から、自分の生命を死の穴から引き上げてくださることを固く信じました。この信仰によって、彼は三日目に陸地に上がってくることができました。

こんにちも、神様は、ヨナのように真実で、心から悔い改め、信実な信仰の祈りを捧げる人に、同一な御答えを与えてくださるのです。






お祈り

聖く、素晴らしき、我らの父なる神様!

罪を悟り、悔い改めたヨナに救いの恵みをほどこされたように、不従順した私たちの罪も赦してくださり、神様の命令に徹底的に従順に聞き従う私たち家族となるように助けてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!