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12月31日



■祭司の生活と神様の契約

「マラキ書 2章 4節~6節」
2: 4 このとき、あなたがたは、わたしが、レビとのわたしの契約を保つために、あなたがたにこの命令を送ったことを知ろう。─万軍の主は仰せられる─
2: 5 わたしの彼との契約は、いのちと平和であって、わたしは、それらを彼に与えた。それは恐れであったので、彼は、わたしを恐れ、わたしの名の前におののいた。
2: 6 彼の口には真理の教えがあり、彼のくちびるには不正がなかった。平和と公正のうちに、彼はわたしとともに歩み、多くの者を罪から立ち返らせた。




神様は、不忠実な祭司たちを叱責されながら(マラキ1:6~2:3参照)、レビ部族の祭司たちと共に、命と平安の契約を結ばれた理由に対して仰せられました。これは、こんにち、イエス・キリストにあって祭司となった私たちに立てられた契約でもあるのです。それで、この契約を立てられた理由に対して詳しく知り、お恵みを分かち合いたいと思います。

第1番目に、神様を畏敬させるためです。こんにち、王である祭司の身分をもった我ら聖徒さんたちは、何よりも神様を畏敬する信仰生活をしなければなりません。神様が、自分の一挙手一投足を監察しておられる、と言う意識を持って、恐れとおののきで神様から喜んでいただくために最善を尽くす人生が、神様を畏敬する人生です。主を畏敬する人は、祝福を受けるようになってるのです(箴言22:4参照)。

第2番目に、真理の知識を守らせるためです。イスラエルの祭司たちは、神様の箱を運ぶ仕事を担当し、神様の御言葉を民たちに教えなければなりませんでした。こんにち、主にあって祭司となった私たちも、心とくちびるに御言葉の割礼を受け、真理の知識を聖徒さんたちに教えることによって、彼らを真理の中に導かなければならないのです。

第3番目に、平和と公正の中で、神様と同行させるためです。 聖書は、『平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。』(マタイの福音書5:9)と記録しています。また『直ぐな人はあなたの御前に住むでしょう。』(詩篇140:13)と言われました。祭司は、供え物を通して、民たちと神様との間を和解させる職分を持っていました。そして祭司は、神様と人の前で常に公正でなければなりませんでした。

神様が、祭司と共に命と平和の契約を結ばれた理由は、彼らの和解と公正を通して、ご自分の民たちと共に歩むためでありました。こんにちも神様は、私たちが祭司として和解の職責を全うし、公正の中で神様と同行することを願っておられます。

第4番目に、多くの人たちを罪から立ち返らせるようにするためです。祭司の役割の中でもっとも重要なのは、人々が罪から遠く離れるようにすることです。これは、こんにち、聖徒さんたちの伝道の義務を言います。現在、霊的な祭司となった私たちの本分は、福音の御言葉を全天下に伝え、罪悪の泥沼の中でさ迷っているお隣の人たちを救い、主の許に導くことにあるのです。

私たちが、このような祭司の職分を誠実に遂行する時、神様が私たちと結ばれた命と平安の契約は、はじめてその効力を発揮するようになるのです。





お祈り

私たちを王である祭司としてくださった、我らの神様!

神様を畏敬し、真理の知識を教えながら、和解の道具として用いられることを願っております。そうして、罪悪の泥沼の中でさ迷っているお隣の人たちを主の許に導くことができるように助けてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!