彼岸の旅路    二つの地獄


■ 世の命より大切なもの ■


世の人間に大切なものが三つある。一番大切なものは「いのち」で、命あっての物種とも言う。次に拘束されない「自由」も必要である。三番目に「財産」である。


命は神から与えられたもので、何にも代え難いものである。財産や自由も大切ではあるが、あくまで「いのち」があっての上の話しである。


しかし人は、時としてこの順番を間違ってしまうものである。
会社の経営危機、闇金融に捕わる、家庭の危機、果ては失恋など・・。


二番三番目に大切なものを死守しようとして、一番大切な「いのち」を犠牲にしてしまう事件が後を絶つ事がない。


世では、一番大切な「いのち」を守るために、二番三番目に大切なものは捨てる勇気が、分かれ道となる。


この「世の命」、人は裸で生まれ、裸で去る運命が定められている。またその期間は僅かなものである。この僅かな世の「いのち」より大切な「永遠の命」がある事を知る人は少ない。


人は誰もが一度死ぬ事と、死後 裁きにかけられる事が決まっている。そこで第二の死を迎える人と、滅びない新しい命を生きる人に分けられる。


真理(摂理)に逆らっては永遠の命はおろか、世の命すらも全うする事も難しくなる。神の約束(聖書)、滅びに向かうあなたを救うものとなるか否かは、あなたの決断にかかっている。