相場師の知恵相場格言みことばお説教マザー・テレサ









■夢は諦めない限り、生き続ける。

■今ある我に 神と人の恩を忘れず、感謝なき人は上に立つ人間とはなり得ない。またやり遂げる信念を持たず成功はあり得ない。知恵なきものは勝者とはなり得ない。真の知恵を得る者が本当の勝利者となる。

■何もせず、初めから偶然に幸運が舞い込むことはあり得ない。幸運を期待する前に、先ず一生懸命 力を尽くし、そして静かに祈り待つことである。

■過去に目を瞑る者は、現在にも盲目になる。 過去をしっかり見直し、失敗を肥やしとして 未来を成長させる事が不可欠である。

■ビジネスや商談で成功するには、自分と相手と双方にプラスになる解決法を見いだすことに成功の鍵がある。自分の利益だけを追い求め、一人得をしたり、相手の利益を考えなかった商いは、いずれ失敗に終わるものである。

■過ちを犯した時は、なるべく早く誤りを素直に認め謝ることである。メンツにこだわったり、その場を切り抜ける為、その場を取り繕ったり嘘をついたりすると、いらない苦労がつきまとうのみならず、後で取り返しのつかないことになる。過ちは即座に正すこと、これが成功の道である。

■計画や考えがまとまらなかったり、どうして良いか分からなくなった時には、すべてを置いて頭を空にし、事の起こりの原点に立ち戻って最初から考え直せば、意外とうまく行くものである。回り道でも一度出発点に立ち返ると不思議に新しい道が開けるものである。

■人はかん難や問題に直面しているときは細心の注意を払っているが、得意の絶頂にある時には、得てして気が緩み失敗を犯すものである。絶好調の時こそ、気を引き締めて事に望むことが必要である。

■物事が旨くゆかなかったり不成功のとき、人はつい他人のせいにし、人を指さすことがある。しかし、さした指の内3本の指は折り返され、自分自身を指している。すなわち失敗の責任は五分の三、60%は自分にある。他人を責めるより先ず自己反省をするべきである。

■筋は通しても意地は通すな。自分の意見を通そうと、たとえ間違った考えでもなかなか自説を曲げない人がいる。自らの道を閉ざすばかりでなく、人から最も嫌われる者になってしまう。

■情けは人の為ならず。本当の解釈は人に情をかけておけば、やがて巡り巡って自分に良いことが返ってくる、と言う意味である。何事にも人に誠心誠意こころを尽くす事は、自分に対する種蒔きである。

■些細なことで言い争ってはいけない、争いは大事なことでやれ。些事と大事の区別は人によって異なるが、大抵の争いは些細なことが原因であり、自らを守りたいが為の醜い争いである。

■男は自分のことについて喋り、女は他人のことについて喋りたがる。男は虚栄心から自慢話をし、女は他人の噂話しをして気を晴らす。賢者に共通する事は、聞き上手で、愚者は自ら喋り続けるものである。

■人は自分の知り得意とする事を自慢し、知らない事には高慢に構えるものである。

■ビジネスや商談で成功するには、自分と相手と双方にプラスになる解決法を見いだすことに成功の鍵がある。自分の利益だけを追い求め、一人得をしたり、相手の利益を考えなかった商いは、いずれ失敗に終わるものである。

■本当のビジネスは一度限りではなく、何度も永遠にわたる取引であり、信頼関係が築かれたときつくられる。何事も相手に喜ばれたうえで、自分が生かされるものである。

■相手が張った罠に、いかにもはまり込んだ様に見せるのが、最たる策略家であり利口者であるが、常々相手を騙そうと計略していると、逆に相手から騙される、正直が一番である。

■問題や逆境に直面したとき、その人の真価が問われる。逆境から逃げ出す人は成功を得ず、それに果敢に立ち向かい、困難を乗り越えた人にこそ栄冠が輝く。不幸にも逆境に遭遇したら、自らの鍛錬と思い前向きに立ち向かおう。

■忙中閑あり、苦中楽あり、死中活あり、壺(こ)中天あり、意中人あり、腹中書あり、これ即ち六中観なり。忙しいときこそ暇を、苦しい中から楽しさを、死中にこそ必ず活路はある。自ら真の天地を持ち、意中には優れた人をもって模範とし、そして神の真理の書に触れることが人生の大事である。

■見た目の美しさより、心の美しさが大事である。うわべをいくら着飾っても、心が貧しければ醜く、人は去る。

■自分のための今日一日が始まる。神から与えられた今日一日を大切にしよう。感謝の気持ちを持ち、悔いのない最善を尽くそう。

■成功は誇らず謙虚であれ、失敗は言い訳せず素直に詫び善処する者が成功を勝ち取る。

■心の持ち方によって、一生を楽しくも、又つまらなくも出来る。身に降りかかる艱難も鍛錬と考えよ。心で楽しんでやる苦労は苦痛を癒し、希望と幸せが伴う。

■問題は解決される為にあると思え。真剣に取り組むとき道は開け、出来ないとなげやりになるとき、道は閉ざされる。

■短所を直そうと焦るより、長所を伸ばそうと努めよ。そうすれば長所が前面に出て、短所が陰を潜める。

■何事も必要に迫られてからの行動では遅すぎる。行き当たりバッタリは失敗を招き、早めの対処は成功を招く。

■何事には壁はある。嫌な仕事の壁も、越えた時にすべてが楽しさと喜びに変わる。

■希望を持ち続けよう。雨が降り続く苦境ばかりではない、必ず次には晴れ間が覗き、良い時期が巡ってくる。努力して生き抜いてこそ、快晴の喜びが大きい。

■百の悪行に悩み、自らの罪を感じている悪人より、小善根を積み、自らの悪を認めない偽善者の方が、神の愛にもれている。

■人生養生五訓 小肉多菜・小塩多酢・小油多豆・小糖多果・小食多噛を守ること。健康は人生最大の喜びである。

■他人過ちは見えやすいが、己の過ちは見がたし。自らを観る心をもって己を知り、他人の身を観よ。

■過ぎ去った事を評することは誰でも出来るが、これから先の未来を論ずることは難しい。未来は過去の延長線上にあるのではなく、今後起きる未知の問題によって現状が大きく変化してゆくものである。過去を語るより、現在や未来を考えるとき、それが成長につながる。

■新しい仕事や難しい仕事を与えたれたとき、迷ったり悩んだり、苦痛を伴う事がある。難しい仕事ほど自らが鍛えられ、またやりがいもあるものである。これは自分が必要とされていると考えれば、困難や迷いから解放されるものである。

■信は人のよき友、心は和を尊ぶ。どんな人間にも良いところは必ずある。人の過ちを言わず、和を以て穏やかな気持ちで接すれば、友は自然に集まり来る。親しき友を一人でも多く持つ、これが人生を楽しむ素である。

■人が持つ知恵には三つある。生まれつき持っている「天知」、学んで得た「学知」、困難や試練中で勝ち得た「困知」である。将来の飛躍に最も必要な知恵は後者の「困知」が求められる。そして神の摂理に従った者が本当の勝利者となる。

■商いで成功するには、先ず信頼される人になれ。自らを飾らず、ありのまま誠意を持って接する。失敗や過ちは素直に認め謝る。自惚れず謙遜である。納期や約束は必ず守る。相手の立場になって心を尽くすことである。

■心は広く  食細く  朝は早く  夜早く  気品は高く  頭は低く
  色は薄く  情けは深く。

■世のつもり違いの十箇条    ・高いつもりで低いのが教養
 ・低いつもりで高いのは気位   ・深いつもりで浅いのが知識
 ・浅いつもりで深いのが欲    ・厚いつもりで薄いのが人情
 ・薄いつもりで厚いのは面の皮 ・強いつもりで弱いのは根性
 ・弱いつもりで強いのが我    ・多いつもりで少ないのが分別
 ・少ないつもりで多いのが無駄  ときには自らを吟味してみよう。

■人生養生八訓
 ・少恨多許    ・少怒多笑   ・少悩多朗    ・少争多和
 ・少言多行    ・少衣多浴   ・少車多歩    ・少欲多施
人を恨まず許し、怒ったり悩んだり、言い争いをせず、いつも朗らかに笑みをたたえ、和を尊び、陽によく当り、歩く。健康は人生の大きな幸せの一つである。

■思い変えよう。悪くなる事を考えるより、よくなる事を考えて行動せよ。最悪を考えるとき慎重さは増すが、消極的守勢一辺倒では好機を捕らえることは出来ない。将来は良くなると前向きに考えるとき、心が明るく楽しくなり、思わぬ活路が開かれるものである。成功のチャンスは自らの心にあるものである。

■信用は無形の財産である。よい人間関係の積み重ねも将来の宝となる。それは「親切」、「思いやり」、「よき理解者」となり、心の温かさを言葉と共に実践することである。

■時は待ってくれない。人は本来怠け者である。出来れば楽をしたい、努力は避けたいものである。しかし一度の人生を無為に過ごせば禍根を残すことになる。変わるこの世でも、怠けていると取り残されてしまう。まして人生を与えた神の前に申し開きが出来ない、一日一生の気持ちを保ちたいものである。

■継続した積み重ねが勝利を築く。目的を持って遅くてもよい、一歩一歩と前進することが、目標に近づく唯一の方法である。目標は遠のかない、山は逃げて行かない。

■出世するには三つの識がいる。
即ち「知識」、「意識」、「常識」を備え持つことである。知識だけ抜きんでていても意欲が欠如していては駄目であり、物事をやる意識があっても世間の常識に欠けていては誰にも相手にされない。また常識があっても人より傑出した知識や意欲がないと認められない。三つの「識」をバランス良く備え持ってこそ、成功に結びつくものである。

■人の上に立とうとする者は、絶えず自らを磨き鍛えなければならない。学問的に己を磨くだけでなく、実社会の情勢や洞察力は勿論、人に対する思いやりなど精神面の修養が欠かせない。指導者は自らを磨かない限り、人を育てられず、人の長所の発見も出来ないし、まして人を治める事など出来るものではない。

■智恵は神が人に与えたこの世の光である。目に見えないものと言え、磨かなければ光を放たない。高い見識や良い智恵を持っていても、用いなければ、愚者と同じである。

■もの真似と思われても良いから、人の良いところは臆せず積極的に真似して実行しよう。

■「己の欲せざるを、人に施すことなかれ」、自分がして欲しくないことを、他人に対して行ってはいけない。全ては自分に返ってくる。

■今日、今と言う時は過去にも未来にも存在しない。また過去の反省は良いが愚痴はいけない。今を大切に輝かしい未来に向かって生きることが大切である。

■上に立つ人は、部下に責任ある仕事を与えてやることが大切である。最初は任せた方も任された方も不安であるが、これを乗り越えてはじめて、上も育ち下も育つものである。

■ビジネスの世界は、現状を維持していては敗北である。常に新しいものに取り組み開拓して行かねば発展はなく、衰退の道を歩むことになる。後ろ向きの防御ではなく、時代の変化をいち早く捉えて果敢に行動することが成長につながる。

■運は努力の後についてくる。本当の運は1割、素質は2割、努力は8割である。努力の後に運がめぐり、ツキとなる。

■「地に倒るる者は、地によりて立つ。理に順じて心を起こすことを善とする」、雑草のように強くなれ。自然の摂理に順応し、辛抱強くチャンスを待ち、行動を起こすことに勝機がめぐる。

■人間の体は使わないと、どんどん衰えてゆく。手足は勿論、頭脳の退化はボケを誘発する。気楽な生活より、やり遂げたい課題や希望、多少の心配事があった方が張りがでるものである。

■「なせば成る、なさねば成らぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり」、小さなことも、しなければ永久に成らぬ。先ず出来る事から始めよう。

■ものごとを 余り楽観視し過ぎることも良くないが、それよりも良くないのは、常に悲観的に考え込むことである。悲観は心を暗く沈み込ませ、問題に立ち向かう気持ちを喪失させる。適度の楽観は問題解決の積極性を生み出す素となる。

■一日を感謝で暮らす生活には、不幸の入りる余地がない。「ありがとう」の感謝の言葉が溢れる家庭には、「争い」が入り込む隙間がない。

■人と心の深い絆は互いに信頼し合うこと、思いやりの心にある。他人の心の痛みを、我が心の痛みとする心配りが、絆を更に太くするのである。

■小さくても良い、狭くてもよい。ある一つの分野を徹底的に掘り下げて研究する事によって、他人に負けない得意なものが、身に備わってくる。それが自信となり、大きな勝利を獲得する力となる。

■大成する人とは、失敗を言い訳をせず、黙って責任をとる人。困難な時もへこたれず、努めて明るい顔で他人に接し、冷静にリードできる人をいう。

■上司に求められる資質とは。心を開き部下の意見や提案を聞くこと、適材適所を知り、部下の才能を充分発揮させる環境を作ること、人を慈しみ厳しく指導出来る力を持つこと、何よりも、部下に夢と希望を与えることが出来る者である必要がある。

■「困った時には端を突け」、将棋の指手に困った時に使われる言葉である。前に進めない様な困難に出会ったとき、難題を正面から攻めるより、先ず自分の組しやすい処から手がけてゆくと、意外に早く打開の糸口が見つかるものである。

■チャンスは激動期にある。思いも寄らない事が起き、世の中が一変した時にこそ好機が訪れる。それを捉えために、常日頃から変化を捉える目を養っておくことが大切である。

■「人生、生涯勉強である」、人生の勉強は他から教えられる事ばかり一生涯続く。終わりがない、他人から、世の中から 教えられ、謙遜に常に学ぶと言う心を忘れないよう心がけたいものである。

■体が健康である事は勿論大切であるが、もう一つ重要な事は、心の健康である。他人の意見を聞けなかったり、善行を悪意に解釈したり、心が捻れていれば不健康である。素直な心、謙虚な心、前向きな心、これらが心の健康を増進させる。

■「春風をもって人に接し、秋霜をもって自らを慎む」 もし嫌なことがあっても他人と接するときには爽やかな笑顔で臨み、腹を立てたくなっても我慢し、自分に対して厳しい態度をとれ。例え、他人に対して怒っても、後で親身になって手助けする姿勢と心境を持ちたいものである。

■不断の努力で成功した者は、多少の不振に遭遇してもひるまず、逆にそれを糧に飛躍してゆく。才能は不断の努力や勉強を積み重ねてこそ、初めて光り輝く出すものである。

■ビジネスの基本は、仕事を愛するのではなく、人を愛することである。仕事で駆け引きばかり重視していると、いつか手痛いしっぺ返しに合う。ビジネスは人間関係で結ばれ成り立っている。策を弄するより人を信じ、愛することが成功への秘訣である。

■上に立つ者は、何でも聞く耳を持たなくてはならない。例え、自分にとって不都合な言葉や、耳の痛い言葉であっても、敢えて聞き入れる度量がなくては向上しない。最初は嫌な言葉だと思っても、噛みしめていると後でなるほどと感心させられる様な味のある言葉となる場合が多い。

■人生とは困難な事ばかり待っていて、なかなか気を楽にさせてくれないものである。これさえ乗り切れば、これを解決すればと思っても、更に又新しい難問が現れてくる。そう言う時はくさらず、神が自分に与えてくれた試練と思い、積極的にチャレンジしてゆく精神が何よりも大切である。

■艱難は忍耐を生み、その忍耐が修練、練達に繋がり、練達の努力が成果となって現れる。すなわち、今の艱難は未来の喜びや楽しみの元である。

■どんなにピンチでも慌てず自分を見失うな。直ぐに他人の力をあてにして安易に助けを求めたくなるが、それでは本当の力はつかない。自ら考え、問題解決に当たってこそ、本物の力が養われ、将来の飛躍への大きな踏み台となる。

■自己中心に生きていると、人は自分から離れてゆく。相手の欠点が目につく場合でも、逆に良いところを見いだし評価してやれば、相手も自分を認め、難事も打開されるものである。

■生まれた限り、人生を悔いなきものにしよう。自分の出来る範囲で充実感の得られるものを追求しよう。背伸びせず、先ずやれるものからやろう。

■仕事には八割の力で臨む方がよい。心に余裕を持たないと良い考えや新しい創造も浮かばない。胃が痛むようなあくせくした生き方や、仕事一途で、いつも張りつめると、却ってマイナスとなる場合が多い。仕事には二割の余裕を持とう。

■「事成るは艱難の時、事破るるは得意満面の時なり」 人は苦労して多難に努力している時にこそ、名を成すような仕事をやり遂げられるものである。逆に失敗する時には、得てして事が全て旨く運び、得意の絶頂期にある事が多いものである。得意になって誇り、自慢している時こそ心を引き締める事が肝要である。

■あせらず、無理せず、背伸びせず。他人が旨くやっていると、焦って自分の能力以上の事をやると、いらぬ気苦労が伴ったり、果ては身の破滅を招いたりするものである。自分の力を充分に見極め、無理に背伸びはしない事が肝要であり、失敗も未然に防げる事にもつながる。

■運は決断と実行の下にある。果報は寝て待っていては決して訪れない。懸命な努力と、決断、そしてそれを実行に移したとき、はじめて幸運と出会うことになる。

■出口のないトンネルはない。凡人は艱難に出会うとすぐに逃げ出したり、避けて通りたがるが、非凡な人は逆に艱難に立ち向かい、それを突破口にチャンスを見いだす。困った時こそ、懸命に考え解決の糸口を探せ、それが飛躍や成長につながる。「窮すれば即ち変じ、変じれば即ち通ず」この信条を持てば、道は必ず開かれる。

■「ウサギとカメ」より地道な亀の努力に学べ。毎日毎日の努力の積み重ねによって身に付いた実力こそ、真の実力である。一夜漬けの蓄積はすぐに消える偶然の産物である。日々の地道な積み重ねがなければ、イザと言うとき必要以上の無理をしなければならなくなり、下手をすれば命取りになる事もある。

■「人生至る処に楽園あり」  経済的に恵まれなく質素であっても、心が素直で明るければ、目は希望に燃え生き生きと輝くものである。人は心の持ち方によって、環境や生活、そして価値観まで変わり、どんな処に在っても楽しみや生き甲斐を見いだせるものである。

■「働き一両、考え十両」 力もない、財産もない、信用もない弱い人間が今の世を強く生きるには智恵しかない。汗して無心に働くのも一つの生き方であるが、頭を働かせて良い智恵を搾り出す、これはもっと大切である。考える事、これが強くなる原動力であり、神から人間に与えられた特権である。

■人も企業も進歩が必要である。進歩がなければ、身も心も質と共に劣化する。今日は昨日よりも新しく、明日は今日よりも更に良くなる事を願って、常に自己に厳しく一歩を踏み出し、何事にも挑戦する気持ちを持とう。日々に新たに、また日に新たなり。

■過去にこだわる者は未来を失う。人生の現在や未来は、単に過去の延長ではない。愚痴をこぼしたり後悔ばかりしていては未来はない。前向きな心で常に改革してゆくことで、未来が切り開かれるのである。

■勉学でも仕事でも、成績にこだわりカンニングしたりトリックを使って、一時的に好成績を収めても、それは本当の成績ではない。後で却って苦労する羽目に陥る。自分の精一杯の力を尽くしてこそ成功の喜びが湧き、真の実力となる。

■「忍」、これは自分を殺し、ただ耐え忍ぶものでもなく、我慢して辛抱を強いる意味でもない。時が来るまで、情勢や物事に心迷わせることなく待機し、熟慮して機を窺うことに「忍」の本意がある。

■人を助けたり 施しても、決して見返りを待ったり求めたりしない事である。その宝は天に蓄積されている。

■学校の試験には正解は一つである。しかしビジネスの世界では一つの問題に幾つも回答があり、時には正解のない解答さえある。解答が正解になるか否かは、正解にするための努力が正当に評価された時である。

■人間の力量を計るには、順調な時ではなく、逆境に直面した困難な時である。本当に行き詰まった時、困難な時にどれだけの事が出来るかで、その力量と実力が問われるものである。

■お客への最高のサービスは価格だけではない。思いやり、親切、いたわり、言葉と態度で表し、伝えることである。例え口べたで態度がぎこちなくても、真心が籠もっている事が、最大のサービスである。

■「感激なき人生は空虚なり」、感激や感動は人生経験を重ねると薄れてくる、余程の事でもないと感動しなくなる。しかし新しい困難に挑戦する人は、それを乗り越え克服した時に、例えようのない感激に浸れる。世に生を受けた限りは、多くの困難に挑戦し、多くの感動を味わおう。それが若さを保つ秘訣である。

■喋り上手に聞き上手、しかし天は二物を与えず。ペラペラと喋り上手な人は、却って信用されないのがこの世の中。むしろ、他人の意見に関心を示し、黙って耳を傾ける聞き上手になるべきである。人間の幅と奥を深めるために。

■「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」、いくら天候に恵まれても、地の要害には勝らず。その要害の地も、人心の一致和合には及ばない。天の時、地の利を得ても人の和がなければ成功なし。

■企業のトップは四囲の情勢の変化気を配り、最善を取り入れると共に、新しいものにも挑戦しなければならない。先代からの教えを忠実に継承する事も大切だが、それだけでは成長はない。刻々と変わる世の中の変化を素早く察知して、的確な判断もとに機先を制する事が求められる。二番煎じ現状に甘んじていては、激動の世の中では発展しない。人の向上もまた、これと同じである。

■商売の世界では腹を立ててはならない。お客と意見が対立しても、怒ったり、腹を立ててはならない。我慢し笑顔でビジネスに徹し、逆に人を立て、喜ばれる様な心がけを持てて、はじめて一人前である。

■世の中には多くの誘惑がある。危険な遊びや道楽への誘い、金儲けやギャンブルへの誘い、ビジネスの甘い誘いや悪友からの誘いまで。そんな中で、どう抑えて自らの進むべき道を採るかは、先ず自分の心に打ち勝つより他に道はない。悔いのないよう、しっかり自分を見つめて行動しよう。

■競争の社会では、昨日の常識が、今日はもう通用しない。相場の世界でも同様である。過去の常識が却って邪魔になる場合がある。新しい時代に対する判断や見通しには、冷静沈着かつ鋭い洞察力が求められる。この洞察力とは、勉強し培ってきた潜在意識の積み重ねの中から出てくる一種のひらめきであり、運とか勘のたぐいではない。それが生かされてはじめて、大事な勝負ところで成功を治める事ができるのである。

■組織は人が動かすものであって、人が組織に動かされてはならない。会社の為に身を投じるのではなく、自分の為であると考えよう。

■辛い事や艱難に出会ったとき、深刻に考えず楽天的に考えよう。その困難は、次にやって来る楽しい事の前触れだと思えば、困窮も苦にならないものである。

■問題は小さな内に解決しておこう。小さな事でも問題を抱え込んだまま、放っておくと、最後にはどうしょうもない大問題にまで発展し、大きな痛手を負うことになる。

■上に立つ者は部下の運命まで握っているものと心得よ。会社でも、良い上司に恵まれるかどうかで、本人の運命と能力は大きく左右される。有能な人材を生かすか殺すか、管理職の責任と使命は重い。

■「着眼大局、着手小局」 自分中心で物事を見る狭い考えでは駄目である。大所高所から物事を判断し、その上で身近な一つ一つの事に取り組み、着実に実行してゆく事がだいじである。

■美しいものや未知の世界に出会ったときに、心から感動がこみ上げてくる人は、いつまでも若さを保てる。少年や若者の多くは、その時、眼が輝き心がときめいて、感激や感動を言葉や態度で表すものである。感動や感激がわからない人は、年齢に関わらず年老いているのである。

■気配りよりも、心配りが人心を捕らえる。気配りは相手の気に入る事をするのが中心となるが、心配りには人の心の痛みを我が痛みとする愛が生まれる、そしてそれが人の心を引きつけるのである。

■「飲水恩源」、中国の格言であるが、「水を飲む時は井戸を掘った人の事を忘れてはならない」と言う。自分の今あるのは自分の力だけではなく、父母や周りの人々のおかげと、感謝を返さなければならない。人は順風には、人はそれを忘れ、おごり高ぶりるものである、自戒したいものである。

■夢には眠っている時に見る夢と、目覚めている時に心に抱く夢とがある。この心に描いた夢は大切にしたい。夢に向かって歩む一歩一歩がその夢を現実へと変えてくれる。

■人は見た目が美しいよりも、心の美しい方が大切である。人の気を引こうと着飾ったり、虚栄心から見栄や外聞、体裁をばかりを気にしていると、いらぬ気苦労が付きまとうばかりか、すぐに人から飽きられる。心の美しい人は決して飽きられることはない。

■賢問賢答、愚問愚答。賢い問いかけをすれば賢い答えが返り、愚かな質問をすれば愚かな答えが返ってくるものである。全ての物事には山彦のような因果ある。呼びかけに対する問答を立派なものにするには、自分の行動と思想を日頃から常に高める修練と研鑽が必要である。

■人生は自己鍛錬の道場である。人はそれぞれ世の中と言う厳しい道場の中で鍛え上げられてゆく。怠けていては人生道場で敗れ落ちこぼれてしまう。人は生きている限り勉強の連続で、これで良しと言う事はないと肝に銘じることである。

■知識と情報が多過ぎると勘が鈍る。勘は知識と情報の裏付けがないと確度が落ちる。 知識や情報が多すぎても、判断を誤らせたり、危機やチャンスに際し思い切った行動、機敏な行動が取れなくなる場合が多いものです。知識や情報、そして勘の両方を意識し、バランスを高めていくことで正しい判断・行動が可能となります。

■心の持ち方一つで、人生を楽しくも つまらなくも出来る。ただ単に嫌だ、辛いとやり過ごしても成長はしない。嫌なこと、辛いことを乗り越えた者にしか本当の楽しさは味わう事が出来ないものである。

■賢問賢答、愚問愚答。賢い問い掛けには賢い答えが返り、愚かな質問には愚かな答えが返ってくるものである。物事は「山びこ」の様なものである。良い答えを得るためには、問う側の思考と行動を常に修練、研鑚が必要である。

■過去にこだわる者は未来を失う。過去を振り返って愚痴をこぼして後悔しても未来は開けない。前向きに肯定的に自らを改革してゆく者のみが未来を切り開くことができる。

■人生は自己鍛錬の道場である。それぞれの「世の中」と云う道場で鍛えられてゆく。怠けていては「人生道場」の落ちこぼれになる。生きている限り勉強であり、これで良いと云う事はないと肝に銘じることである。

■人の過ちを言わず、我が功を誇らず。
  行いを正して、ひとり諸善をなせ。

■人生は後悔の連続である。大小を問わず、直面する問題に対して最善を尽くすこと、これが後悔をなくする最善の方法である。

■花を愛する人の心は美しく優しい。街や野山を飾る花々は、巡り来る季節や悦びを伝え、優しさと華やかさで人の心を満たしてくれる。

■ビジネスや商売は順調な時ばかりではない。売れなくなったり、仕入れに困る時もある。これは「反省」「勉強」の良い機会である。商売は断られた時から始まるものである。

■ビジネスの成功は、先ず人が嫌がる事、困難な問題から解決してゆく事である。一日延ばしにして宿題を横に置いたまま、他の仕事に手を出しても成功は難しい。困難と思われる事に思い切ってぶつかってみると、意外に早く解決するものである。

■「一つの目に星を見て、一つの目に土を見よ」人の上に立つ者は、常に中・長期的な広い視野を持つ事が必要である。しかし夢物語ばかり追って現実を忘れてはいけない。将来の予測と明日、この二つを視野に入れる事である。

■良き人の言葉は目ざめを与え、永遠に新たな法(のり)の泉となり、悪しき人の言葉は他人を侮辱して喜び、和を崩す。

■朝夕に顔と手足を洗うなら、心の垢(あか)も濯ぐべきなり。ただ移り気であやしきものは、我が心なりけり。

■往生の「生」は生まれると言う他に「生きる」と言う意味もある。しかし、生のみが我らにあらず、おそれる「死」もまた我らなり。

■自らを修め得ない人は、他人を治める事は出来ない。「修己治人」自ら己を修めることによって、初めて人の上に立ち、他人を動かすことが出来る。

■ビジネスの成功は、「自尊心」を捨てて、「自損心」を身につけることにある。少しだけ自分が損するつもりで一歩 譲歩すれば、商談や議論の場でも、旨く事が運ぶものである。

■「他人の一寸は見えれども、我が一尺は見えず」 他人の欠点はどんな小さな事もすぐに気付くが、自分の欠点となると大きくてもなかなか気が付かないものである。

■人は誰しも欠点を持つ。自ら単なる凡人と悟り、欠点をも認めるとき、逆に失敗を恐れない積極性が生まれてくる。自らを低く置くことで、思わぬ自分を発見でき、内なる非凡さの可能性が出てくるのである。

■人の成功を恨んだり、他人の幸せを妬んだりする者に、成功や幸せはやって来ない。思いやり、他人の幸せを素直に喜ぶ者はその幾倍を得る。

■命は神から与えられたもの。微笑みに輝く命、苦難に動じぬ命、悪に染まらぬ命、やさしい慈悲の命、涙にも曇らぬ命。 このかけがえのない我が命を大切にしよう。

■良き会話は、相手の言いたい真意によく耳を傾け、自らの心を大きく開き、謙虚に聞き入れることから始まるものである。

■人の上に立つ者の忍耐とべからず集。
怒るべからず、威張るべからず、焦るべからず、腐るべからず、自惚れず、厳しく慎め。そして、苦に耐え、冷に耐え、難に耐え、煩に耐え、閑に耐えて、冷静に熟慮断行を行うべし。

■人生は瞬間の連続である。日々新たに、今日一日を悔いの無いよう全力を尽くせ。得意絶頂にある時には気を引き締め、苦しみ悲しみのどん底では、最も辛抱の必要な時と心得て、心を奮い立たせよ。悲しさ苦しさを乗り越えて生まれる体験こそ、次の飛躍につながものである。

■善なる人々が行動を怠れば、必ず悪が勝利する。(エドマンド・バーク)

■暗闇を嘆くより、ろうそくに火をともそう。 (ルーズベルト)

受けるより与えるほうが幸いです。 (イエス・キリスト)

■あなたが何をしたかではなく、あなたがどれだけ愛を込めたかが重要なのです。(マザー・テレサ)

■五用心(五戒)
1.命あるものを殊更に殺さざるべし(不殺生戒)
2.与へられざるものを手にすることなかるべし(不倫盗戒)
3.道ならざる愛欲をおかすことなかるべし(不邪淫戒)
4.いつわりの言葉を口にすることなかるべし(不妄語戒)
5.酒におぼれてなりはひを怠ることなかるべし(不飲酒戒)

■卑屈にならない為の十か条
1.逃げない
2.諦めない
3.裏切らない
4.言い訳しない
5.自慢しない
6.卑下しない
7.妬まない
8.媚びない
9.恨まない
10.嘘をつかない

■人生の旅の荷物は 夢ひとつ (黒田裕子)




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