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第26章    第28章

  賢い者はこれを聞いて学に進み、さとい者は指導を得る。人はこれによって箴言と、たとえと、賢い者の言葉と、そのなぞとを悟る。 (箴言) 

 
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箴言 (第27章)

 



あすのことを誇ってはならない、一日のうちに何がおこるかを知ることができないからだ。 自分の口をもって自らをほめることなく、他人にほめさせよ。自分のくちびるをもってせず、ほかの人にあなたをほめさせよ。


石は重く、砂も軽くはない、しかし愚かな者の怒りはこの二つよりも重い。 憤りはむごく、怒りははげしい、しかしねたみの前には、だれが立ちえよう。


あからさまに戒めるのは、ひそかに愛するのにまさる。 愛する者が傷つけるのは、まことからであり、あだの口づけするのは偽りからである。


飽いている者は蜂蜜をも踏みつける、しかし飢えた者には苦い物でさえ、みな甘い。 その家を離れてさまよう人は、巣を離れてさまよう鳥のようだ。


油と香とは人の心を喜ばせる、しかし魂は悩みによって裂かれる。 あなたの友、あなたの父の友を捨てるな、あなたが悩みにあう日には兄弟の家に行くな、近い隣り人は遠くにいる兄弟にまさる。


わが子よ、知恵を得て、わたしの心を喜ばせよ、そうすればわたしをそしる者に答えることができる。 賢い者は災を見て自ら避け、思慮のない者は進んでいって、罰をうける。


人のために保証する者からは、まずその着物をとれ、他人のために保証をする者をば抵当に取れ。 朝はやく起きて大声にその隣り人を祝すれば、かえってのろいと見なされよう。


雨の降る日に雨漏りの絶えないのと、争い好きな女とは同じだ。 この女を制するのは風を制するのとおなじく、右の手に油をつかむのとおなじだ。


鉄は鉄をとぐ、そのように人はその友の顔をとぐ。 いちじくの木を守る者はその実を食べる、主人を尊ぶ者は誉を得る。


水にうつせば顔と顔とが応じるように、人の心はその人をうつす。 陰府と滅びとは飽くことなく、人の目もまた飽くことがない。


るつぼによって銀をためし、炉によって金をためす、人はその称賛によってためされる。 愚かな者をうすに入れ、きねをもって、麦と共にこれをついても、その愚かさは去ることがない。


あなたの羊の状態をよく知り、あなたの群れに心をとめよ。 富はいつまでも続くものではない、どうして位が末代までも保つであろうか。


草が刈り取られ、新しい芽がのび、山の牧草も集められると、小羊はあなたの衣料を出し、やぎは畑を買う価となり、やぎの乳は多くて、あなたと、あなたの家のものの食物となり、おとめらを養うのにじゅうぶんである。





 
(なにも足さず なにも引かず)