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9月23日



■苦難が与える有益、一心に行って全てに幸いを得た

「詩篇 124篇:1節~5節」
124:1 「もしも主が私たちの味方でなかったなら。」さあ、イスラエルは言え。
124:2 「もしも主が私たちの味方でなかったなら、人々が私たちに逆らって立ち上がったとき、
124:3 そのとき、彼らは私たちを生きたままのみこんだであろう。彼らの怒りが私たちに向かって燃え上がったとき、
124:4 そのとき、大水は私たちを押し流し、流れは私たちを越えて行ったであろう。
124:5 そのとき、荒れ狂う水は私たちを越えて行ったであろう。」




人々は、この世を生きて行く間苦難の中で生きながらも、その理由を知りません。ところが、これに対して聖書には、アダムとエバが神様に逆らった罪の結果、呪いが臨み、一生涯の間苦しみと苦労が伴うようになったと記録されています。それでは、私たちがこの世を生きる間、経験することになる苦難に、どのように対処しなければならないでしょうか?

私たちは、苦難を創造的な人生のための契機としなければなりません。イギリスの有名な‘トインビー’博士は、「人間の歴史は、挑戦に対する応戦によって成される。」と言いました。苦難もこれと同様です。苦難が近づいて来る時、これを克服しようとする姿勢を構えたら、苦難はかえって祝福に変わります。しかし、克服しようとする意志がなかったら、惰弱な人生に転落してしまうのです。

人類は、苦難を克服するために戦う時、新しい歴史を創造しました。信仰にあっても同じです。モーセのような指導者も、40年の間荒野で受けた容赦がない厳しい苦難を通して、偉大な信仰の人となることができたのです。

また私たちは、苦難の時期を人格を高める機会としなければなりません。苦難を通過していない人は高慢になりがちです。しかし、激しい苦難に会うようになったら、聖徒はまず自分を顧みて、悔い改めるようになります。苦難の火は、人間の知恵と手段によって生きて来た人を変化させ、絶対主権者であられる神様だけに拠り頼むようにします。苦難の火は、私たちが純金のような純粋な信仰と人格を所有するようにしてくれるのです。このように火で鍛錬された人格は、永久に変わることがありません。

ですから、私たちは苦難の時を強く、堅固な信仰を創造する時期と見なさなければなりません。温室で育った草花が軟弱であるように、人も良い環境の中で盲目的な愛と保護を受けながら育ったら、すごく惰弱になってしまいます。私たちの人生が苦難の時を通り過ぎないことには、堅固で成長した信仰と人格を所有することができません。

ですから私たちは、苦難に対して積極的な信仰で応戦し、苦難を神様の祝福に変える、偉大な信仰の人とならなければならないのです。





お祈り

素晴らしい、天の父なる神様!

私たちは、人生の苦難のトンネルを通る時、成長した信仰と成熟した人格に変化されるようになる体験をします。主である神様!私たちの前に置かれている苦難が、神様の祝福に変化され、苦難が益となるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!