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10月2日



心を見守れ

「箴言 4章:20節~23節」

4:20
わが子よ。私のことばをよく聞け。私の言うことに耳を傾けよ。
4:21
それをあなたの目から離さず、あなたの心のうちに保て。
4:22
見いだす者には、それはいのちとなり、その全身を健やかにする。
4:23
力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。




中国“明代”時、陽明学を発展させた‘王陽明’が、王様から山賊と馬賊のような盗賊の群れを討伐せよ...との命令を受けて、江西地方に行っていた時の出来事です。その時、ある人が彼を訪ねて来て陣中に入ろうとするや、兵士たちが「先生は、今、講義中です。」と言って、彼をさえぎりました。

すると、彼は「えっ、先生が今、講義をなさる暇がありますか...?」と言いながら驚きました。講義が終わった後に、その人は‘王陽明’に言いました。「盗賊の群れがいつ、奇襲してくるか分からない、この危険な状況の中で、先生がこんなに悠々と講義をしておられる、と言うことに凄く驚きました。」

それに対して、‘王陽明’は次のように答えました。「山の中の盗賊を征伐することはたやすい事ですが、心の中にある賊を征伐することは、とても難しいです。それで私は、毎日、私の心に向かって、“道”を講義しているのです。」

世の終わりに際して、あらゆる誘惑に接しながら暮らしている聖徒さんたちにあって、神様中心に心を見守ることは、凄く重要であり、また必要なことです。「箴言16章32節」には、『怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。』と記録されてあり、

使徒パウロは、「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ人への手紙4:6~7)と言いました。

ですから、私たちはいつも、感謝をもって捧げる祈りと願いによって私たちの立場を神様に知っていただき、毎日、私たちの心を見守らなければならないのです。





お祈り

いのちの根源であられる、我らの父なる神様!

この世のあらゆる誘惑に打ち勝つようにしてくださり、私たちの心を自ら見守りながら、ますます主を畏敬する信仰を持って生きて行けるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!