いのちの糧

11月4日

■この民族が生きる道

「エレミヤ書　9章：12節～14節」
9:12 知恵があって、これを悟ることのできる者はだれか。主の御口が語られたことを告げ知らせることのできる者はだれか。どうしてこの国は滅びたのか。どうして荒野のように焼き払われて、通る人もないのか。
9:13 主は仰せられる。「彼らは、わたしが彼らの前に与えたわたしの律法を捨て、わたしの声に聞き従わず、それに歩まず、
9:14 彼らのかたくなな心のままに歩み、先祖たちが彼らに教えたバアルに従って歩んだ。」

イスラエルは、歴史的に韓国と似通った点が少なくありません。彼らは随時に周辺の国たちから侵略され、民族的な罪によって国が南北に分裂される痛烈な体験をしました。韓国も外敵たちから数限りなく侵略され、今は南北に分かれたまま、各々異なる体制で歩んでおります。

それでは、このような歴史的課題を解決し、この民族が和解して生きて行ける道は何でしょうか？

第１番目に、罪を悔い改め、公義を立てることです。韓国の民族は、36年間も日本帝国の弾圧によって迫害と恥辱の目に会い、神様の御助けに与って解放の歓喜を味わいました。そして喜び踊りました。しかし、その歓喜も束の間、強大国の勢力によって国が二つに分かれるようになり、その上に同族が殺し合う悲劇・「6･25韓国戦争」が勃発しました。

この悲劇の原因、もしくはその責任は、誰にあるのでしょうか？それはすべての韓国人の故であるとも言えますが、何よりも悔い改めることをせず、神様に感謝もせずに、そして祈らなかった韓国の教会の罪が大きかったからです。ですから、こんにち、韓国の教会は先立って悔い改め、韓国に神様の公義と福音が満たされるようにしなければなりません。

第2番目に、キリストのうちにあって愛で連合されなければなりません。韓国の民族史を見る時、国家が危機に瀕した時ごとに国民が四分五裂しました。イエス様が言われました。「ルカの福音書11章17節」の御言葉です。『どんな国でも、内輪もめしたら荒れすたれ、家にしても、内輪で争えばつぶれます。』国民の分離と紛争は、国家の滅亡を自ら招くのです。

8･15終戦後、韓国の教会の分裂は深刻なものでありました。聖書に、「平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」と記録されています。ですから、韓国の教会は民族の福音化を目指して励み、民族が一つとなるように努力しなければなりません。

第3番目に、偶像を打ち破り、神様にだけ心から真実に仕えなければなりません。神様はイスラエルの民たちをエジプトから導き出されてから、彼らに仰せられました。「あなたがたがヨルダンを渡ってカナンの地にはいるときには、その地の住民をことごとくあなたがたの前から追い払い、彼らの石像をすべて粉砕し、彼らの鋳造をすべて粉砕し、彼らの高き所をみな、こぼたなければならない。

あなたがたはその地を自分の所有とし、そこに住みなさい。あなたがたが所有するように、わたしがそれを与えたからである。」（民数記33：51～53）

しかし彼らは、この神様の御言葉に逆らって偶像を崇拝したので、異邦の国の捕虜となったのです。従って私たちは、霊を堕落させる異端の邪説を排撃し、神様にだけ心から真実に仕え、御言葉に従順に聞き従う、まことの信仰の中で生きて行かなければならないのです。

お祈り

イスラエルの歴史を通して、私たちに「この民族が生きる道」を教えてくださった、父なる神様！

私たちが悔い改め、主の公義を立て、キリストのうちにあって愛で連合し、偶像を打ち破って、神様にだけ心から仕える民族になれるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン！