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12月7日



■ダニエルの試練と勝利

「ダニエル書 6章10節」
6:10 ダニエルは、その文書の署名がされたことを知って自分の家に帰った。――彼の屋上の部屋の窓はエルサレムに向かってあいていた。――彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。




今日は、ダリヨス王の禁令に逆らい、唯一の主である神様に対する信仰を守る中で、国中の大臣、長官、太守、総督たちの妬みと讒訴によって獅子の穴へ投げ込まれましたが、神様の保護によって助かったダニエルの話しを通して、いくつかの教訓を悟りたいと思います。

第1番目には、神様の法とこの世の法が相反する時には、断固として神様の法に従わなければならない、と言うことです。ダニエルは、メディヤとペルシアの三人の大臣の中の一人でありましたが、ダリヨス王が神様の法に逆らう命令を下した時には死を覚悟して、神様の法を守りました。

聖書は、「人の立てたすべての制度に、主のゆえに従いなさい。」(ペテロの手紙 第一2:13)、「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。」(ローマ人への手紙13:1)と命じています。しかし、人間が立てた法律や政治権力、或いは社会組織が、神様の法に逆らう要求をする時には、断固として抵抗しなければならないのです。

第2番目には、敬虔に生きようとする人には、迫害が押し迫って来ることもある、と言うことです。サタンは、人間に向かって、神様が居られない文化の中で生きることを強要しています。神様が居られないサタンの文化は、人々が心と肉体の欲のままに生きながら、神様の命令に不従順するようにすることです。

しかし聖書は、「もしあなたがたが、キリストとともによみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。」(コロサイ人への手紙3:1)と、記録しています。これは、この世の文化に従う心の欲と肉の欲、淫乱と放蕩、不正と不義、貪欲を捨てて、神様の正義と聖に従って生きなさい、と言うことです。

神様の法と世の中の法とは根本的に、一致し、調和されることができません。従って、神様に正しく仕えようとしたら、確かにこの世では苦しみに会う時があるのです(テモテ人への手紙 第二3:12参照)。

第3番目には、主を信じて仕える人々のために、神様は御使いを遣わしてくださり、究極的には勝利を得るようにしてくださる、と言うことです。聖書に、「御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。」(ヘブル人への手紙1:14)と記録されています。

神様は、信仰の節操を守り、サタンの文化を拒否する中で迫害を受ける神様の子どもたちのために、御使いを遣わされて保護してくださり、最後の勝利を得るようにしてくださいます。  ですから、私たちは心と思いと誠を尽くして神様を愛し、世俗と妥協しなかったら、いつ、どこででも、勝利の人生を生きることができるようになるのです。





お祈り

勝利を与えてくださった、我らの父なる神様!

ダニエルは、神様に祈願をする者は誰でも、獅子の穴に投げ込まれると言う事実を知っていながらも、この世の法に従わず、神様の法に従いました。敬虔に生きて行こうとする私たちにもこのような迫害が押し寄せて参ります。私たちを助けて上げようとして御使いを遣わしてくださり、勝利を得るように導いてくださる神様に、毎日、毎時間、賛美を捧げることができるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!