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12月11日



■知識がないから滅びるのだ

「ホセア書 4章:1節~3節」
4:1 イスラエル人よ。主のことばを聞け。主はこの地に住む者と言い争われる。この地には真実がなく、誠実がなく、神を知ることもないからだ。
4:2 ただ、のろいと、欺きと、人殺しと、盗みと、姦通がはびこり、流血に流血が続いている。
4:3 それゆえ、この地は喪に服し、ここに住む者はみな、野の獣、空の鳥とともに打ちしおれ、海の魚さえも絶え果てる。




イスラエル人たちの生活の中心である聖殿の興亡は、イスラエルの運命を代弁しました。このような聖殿を管理する祭司は、神様と民たちとの間の執り成しをする司として神様を知る知識を持ち、聖潔に仕えなければなりません。ところが当時の祭司たちは、神様を知る知識を捨て、律法を無視したまま、自分たちの富みを積み、財産を増やすために邪悪な行動をなんの気兼ねすることもなく欲しいままにしました。結局、彼らの悪行はイスラエルの運命をつぶしてしまいました。これは、今の時代の祭司として召された私たちに与えてくださる警告でもあるのです。

南太平洋で1隻の船が破船しました。船員たちはすばやく救命ボートに乗り移り、安全な所へ櫓を漕いで行きました。ところが、いくらか行く途中に二人の船員が突然海中に飛び込み、破船された船に向かって泳いで行き始めました。

しばらくしてから、破船した船のほうに泳いで行った二人の船員が帰って来ました。人々は彼らを船の上に引き上げてから、異口同音に訊きました。“おい、危ないのに、なぜ沈没しかけている船に戻ったんだ?”すると、その船員の中の一人が、濡れた手でポケットから何かを取り出しました。それは羅針盤でありました。彼ら二人は、忘れていた羅針盤を捜して、手に入れるために海の中に飛び込んで行ったのです。

羅針盤は、全く位置を知らない茫々たる海の上で、彼らを案内してくれる唯一の手引きであったので、彼らは死を決して捜す価値があるものであったのです。

人生と言う茫々たる海の上で、私たちを導いてくれる羅針盤と手引きは、ひとえに神様を知ることができる聖書の御言葉だけです。「テモテへの手紙第二3章16節~17節」を見ますと、『聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。』と記録されているのです。





お祈り

全能であられ、愛であられる、我らの父なる神様!

「あなたの御言葉は、私の足のともしび、私の道の光です。」と言ったダビデの告白のように、神様の御言葉が私たちの人生のお導きであり、手引きとなってくださって有り難うございます。神様を知ることに熱心に努力することによって、シオンへの大通りに歩む私たちとなるように助けてください。

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!