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12月20日



■聖徒の使命

「ミカ書 5章 7節~8節」
5: 7 そのとき、ヤコブの残りの者は、多くの国々の民のただ中で、主から降りる露、青草に降り注ぐ夕立のようだ。彼らは人に望みをおかず、人の子らに期待をかけない。
5: 8 ヤコブの残りの者は異邦の民の中、多くの国々の民のただ中で、森の獣の中の獅子、羊の群れの中の若い獅子のようだ。通り過ぎては踏みにじり、引き裂いては、一つも、のがさない。




こんにち、イエス・キリストを自分の救い主であると信じて告白する聖徒は、“ヤコブの残りの者”です。この“ヤコブの残りの者”たちがどのような使命を持っているのか、本文(奉読個所)を根拠にしてお恵みを分かち合いたいと思います。

第1番目に、“ヤコブの残りの者”は、神様から降りる露のようであり、青草に降り注ぐ夕立のようである、と言われました。この御言葉は、露と夕立が植物の生命と成長、また結実になくてはならないのと同じく、“ヤコブの残りの者たち”は多くの人たちの生命をよみがえらせるであろう、と言うこと暗示するものであります。

これは具体的に、聖徒さんたちの使命中の「福音伝道の使命」を言うのです。すなわち、福音を証しすることによって神様が択ばれた民たちを捜し出し、彼らを信仰の中で養育して、実を結ぶクリスチャンに成長させなければならない使命をもっていることを言うのです。

ですから、聖徒さんたちが福音伝道の使命を怠ったり、ないがしろにしたら、その時から教会の本質的な価値を失うようになります。

第2番目に、“ヤコブの残りの者”は、森の獣の中の獅子、羊の群れの中の若い獅子のようだ、と言われました。「夕立」が、人たちに福音を伝えて新しく蘇生するようする聖徒の役割を強調したものであるとしたら、「獅子」と「若い獅子」は、福音で世の中を征服して行く聖徒さんたちの強い力を強調した譬えです。

本文「8節」を見ますと、“羊と獅子”は、その力を比較することができません。数万匹の羊が、一匹の獅子に勝つことはできないのです。羊はまさに‘この世’を言うのであり、獅子は‘教会、もしくは聖徒さん’を言うのです。これは、一つの教会、或いは一人の聖徒さんの霊的‘力’がどんなに強いかを見せてくれる譬えです。

また、聖徒さんが、たとえ多数の世の中の文化と、この世の勢力たちに取り囲まれているとしても、全く恐れる必要がないと言うことを雄弁に語っています。聖徒さんたちの力は、若い獅子と同じく、惰弱な世の中の文化とこの世の勢力に勝って余りある、と言うことです。

ですから、こんにち、聖徒さんたちは、何よりも先ず、福音伝道に最善を尽くし、また強い霊的力で世の中の文化とこの世の勢力を征服して行く、時代的使命を全うしなければならないのです。





お祈り

我らの父なる神様!

私たちに、「御言葉を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」と、使命を与えてくださって有り難うございます。力を尽くして、主の御言葉を宣べ伝えることができるように助けてくださり、霊的な力をいただいてこの世の勢力を征服して行くように導いてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!