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6月5日


■環境を変化させる祝福

「ペテロの手紙 第一 3章 8節〜12節」
3: 8 最後に申します。あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい。
3: 9 悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだからです。
3:10 「いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押えて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、
3:11 悪から遠ざかって善を行ない、平和を求めてこれを追い求めよ。
3:12 主の目は義人の上に注がれ、主の耳は彼らの祈りに傾けられる。しかし主の顔は、悪を行なう者に立ち向かう。




人は、誰もが祝福された人生を生きたいと願います。しかし、祝福は天から落ちて来るとか、地下から湧き出るものではなく、環境を通して近づいて来ます。従って、環境が祝福の環境に変わらない限り祝福を期待するすることはできないのです。それで、環境が自分に助けをあげることが出来ない時、人たちは「私には運がないのだ!」と諦めて、運命に屈服します。

しかし皆さん、ここに環境を変化させることができる驚くべき秘密があります。この秘密を知って、その通りに実践したら、呪いの環境を祝福の環境に変えることができます。その秘密とは、まさに他人を祝福することです。私たちが心から祈り、真心から湧き起こる祝福をする時、その祝福は私たちに返ってくるのです。私たちの口から出る祝福の言葉が、私たち個人と家庭と生活環境に驚くべき影響を及ぼすのです。

ある奥さんのお話です。その奥さんの旦那さんは、鉱山に気を奪われて、春から秋までは山で暮らし、寒い冬の間だけ家に戻って来ました。それだけでなく、子供たちの教育費とか生活費は勿論のこと、長い間家の外で暮らしながらも家族たちに安否を問う温かい手紙1本もしない、それこそ人情味のない人でありました。

それで、奥さんが一人で子供たちを育てながら生活費を稼ぎ、その日その日を暮らしました。奥さんには随分と骨が折れる、難しい毎日でありました。それで奥さんは、会う人たちごとに愚痴をこぼし、旦那さんに対する不満と悪口をまき散らしました。

ところが、この奥さんがイエス様を信じるようになりました。ある日、彼女は聖書を開いて、『もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。』(ローマ12:20)と言う御言葉を読むようになり、ここで大いに恵まれ、感動しました。それで奥さんは神様の前に悔い改めの祈りを捧げました。それからは、誰に会おうと旦那さんを自慢し、旦那さんのために祝福の祈りを捧げました。ところが、暫くして旦那さんから愛情がこもった優しい手紙が郵送されて来ました。そして間もなく、旦那さんは完全に山から引き上げて家に帰って来ました。

神様の約束の御言葉は、こんにちも、それを実践する人に効果を現すのです。神様が何の理由もなく、「敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。」と言われたのではありません。私たちが敵を祝福して上げたら、敵から毒が消えてしまって、その敵はおとなしくなり、私たちに有益をもたらすようになるのです。それで使徒パウロは、『あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。』(ローマ12:14)と言ったのです。

今日からは、相手が誰であろうと祝福する言葉だけを話すようにしてください。祝福して上げたくない人であるほど、もっと祝福して上げてください。そうしたら、その祝福が皆さんに満ち溢れるほどに返って来るのです。




お祈り

愛であられ、聖き、わが父なる神様!

他の人を祝福することが、すなわち自分に祝福となる事実を悟り、知るようにしてくださって有り難うございます。私たち家族が皆、いつも隣人を祝福するように助けてくださり、祝福の言葉で私たちの環境を変化させることができるように導いてください。

イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!