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9月4日


■行った通りに報いられる神様

「詩篇 62篇:12節」
62:12 主よ。恵みも、あなたのものです。あなたは、そのしわざに応じて、人に報いられます。




猟師に追われていた一匹の狼が、森から村に下って来てぶるぶるとふるえていました。狼は、どの家の門であろうと開かれている門があったら、すぐにも飛び込んでいくつもりでありました。ところが、門が開かれている家が一軒も見つからないので、狼は恐ろしくなって来ました。

その時、ある家の垣根の上に座っている雄ネコ一匹が目につきました。「おい、俺をちょっと助けてくれ。この村ではどの農夫が一番、心が優しいか、教えてくれんか。あれが聞こえるだろう?犬の吠え声と獣を追い駆けまわるラッパの音とが...。あれは皆、俺を狙ってのことなのだ...!」

「ステパノに助けを求めたらどうだろう...?彼はとても人がいいから...。」と、ネコが答えました。すると、狼がすぐに反応しました。「そこは、駄目だよ。俺がその家から、雄羊を一匹盗んで食べたのだよ。」「そうか?それじゃ、デミアンの家に行ってみな!」「彼も、俺を憎んでいる筈だよ。俺が子山羊を盗んだからな!」

「そんなら、早く、トロピーのところに行ってみるんだな!」「トロピーの家に?そこも、駄目だよ。彼もやはり、俺を捕ろうとしているからな!」「そうか?それなら、クーリーはどうだろう?彼なら、君をかくまってあげるかも知らんよ!」「駄目だ。その家から子牛を一匹盗んだんだ...。」

ネコは、ついに堪らなくなってしまいました。「君は、そんなにまで悪いことを仕出かしてからも、生きようと望んでいるのか?この村の農夫たちは皆、正直で、善良な人たちだけども、自分の敵も見分けることができないほどに阿呆ではないのだ。もう、君のことは君が解決しなさい。自分が蒔いた種は、自分が刈り取りもすべきだよ!」

神様は、私たちがこの世でどのような生き方をしたかによって、私たち各自に行った通りに報いてくださいます。聖書には、『つまり、あなたがたを苦しめる者には、報いとして苦しみを与え、苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。

そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現われるときに起こります。そのとき主は、神を知らない人々や、私たちの主イエスの福音に従わない人々に報復されます。そのような人々は、主の御顔の前とその御力の栄光から退けられて、永遠の滅びの刑罰を受けるのです。』(テサロニケ人への手紙第二1:6〜9)と記録されているのです。

ですから、私たちは毎日、肉の欲に従って生きて行かずに、聖霊に従って生きて行かなければならないのです。




お祈り

善悪共に分別される、我らの父なる神様!

私たちが行うすべてを観察しておられる神様の前で、隠せるものは何一つありません。これからは、ますます私たちの言葉や行いが、敬虔で、謙遜で、誠実であることによって、神様に栄光をお帰しすることができるように助けてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!