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2月7日


■保証人

「創世記 40章5節〜8節」
40:5 さて、監獄に監禁されているエジプト王の献酌官と調理官とは、ふたりとも同じ夜にそれぞれ夢を見た。その夢にはおのおの意味があった。40:6 朝、ヨセフが彼らのところに行って、よく見ると、彼らはいらいらしていた。
40:7 それで彼は、自分の主人の家にいっしょに拘留されているこのパロの廷臣たちに尋ねて、「なぜ、きょうはあなたがたの顔色が悪いのですか。」と言った。
40:8 ふたりは彼に答えた。「私たちは夢を見たが、それを解き明かす人がいない。」ヨセフは彼らに言った。「それを解き明かすことは、神のなさることではありませんか。さあ、それを私に話してください。」




一人の乞食が、ある弁護士の前に立って手を差し伸べ、お金を下さいと頭を下げました。弁護士は、じーっとその乞食の顔を見つめてから“どこかで見たような顔だが…。”と思いながら、口を開きました。「もしかして、私を知っていませんか?」すると、乞食が答えました。「知っていますよ。私は学校の時、あなたと同級生だったんですもの。」その時になって、弁護士は乞食の顔をはっきりと思い出しました。

「そうだ。君だ!」そして弁護士は、何も言わずに乞食に‘1万ドル’の小切手を1枚切って渡してあげました。「君、これで新しく出発し直してくれ。僕は過去には関心がないよ。重要なのは未来なのだ。」

その同窓生と別れて、銀行に向かって歩いて行く乞食の目には涙が溜まりました。銀行の入口の前まで来た彼は、ドアのガラスを通して内部を伺いました。立派な服装のお客たちときれいに整頓されている室内が目に入りました。そうしてから、自分の襤褸姿を見下ろした彼は、“銀行では、僕から小切手を受け取ろうとしないかも知れない。僕が小切手を盗んできたか、それとも偽造したとみて、告発するかも…。」口の中で呟きながら、彼は銀行に背を向けて遠ざかって行きました。

次の日、同じ場所で同窓生の乞食に会った弁護士は、乞食の姿に何の変化もないことを見て、失望しました。「おい、君。私があげた小切手は、どうしたんだ?博打でなくしたのか?それとも、みんな飲んでしまったのか?」その乞食は、自分の汚れ切ったシャツのポケットから小切手を出して見せながら、彼がなぜ、現金に換えなかったかを説明しました。

そうするや、弁護士が言いました。「おい、聞いてくれ。その小切手を保証するのは、君の外貌ではなく、私なのだよ。早く銀行に入って行って、現金に換えな!」

今日の聖書奉読個所で、ヨセフがパロ王の廷臣たちに夢の解き明かしに関して、自信をもって話すことができたのは、すべての夢を主管なさるのは神様である、と堅く信じていたからです。

私たちの保証者は、神様です。神様は、私たちが“たましいに幸いを得ているように、すべての点でも幸いを得、健康である祝福を享受することを保証してくださいます。そして、そのことの保証として聖霊さまを私たちに遣わしてくださいました。

ですから、私たちは呪いと疾病の古い人生を清算して、聖書に約束してくださった祝福を豊かにいただき、分かち合いながら生きて行かなければならないのです。そうすることは、私たちの保証人であられる神様に喜びを差し上げ、栄光をお帰しする美しい生き方なのです。




お祈り

愛であられる、わが父なる神様!すべての人生の生・死・禍・福をつかさどるのは神様です。今日も、私たちの保証人であられる神様と共におり、たましいが幸いを得ているように、すべての点でも幸いを得、健康な日を過ごすことと信じます。 全知全能なる、わが天のお父さま!私たち家族みんなに与えてくださった夢を成就することができるようにしてくださる神様を益々堅く信じ、感謝します。そして、神様が居られることを証しする私たちの人生となるように、助けてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!