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2月28日


■世のならわしから離れなさい

「レビ記 18章1節〜5節」
18:1 ついで主はモーセに告げて仰せられた。
18:2 「イスラエルの人々に告げて言え。わたしはあなたがたの神、主である。
18:3 あなたがたは、あなたがたが住んでいたエジプトの地のならわしをまねてはならない。またわたしがあなたがたを導き入れようとしているカナンの地のならわしをまねてもいけない。彼らの風習に従って歩んではならない。
18:4 あなたがたは、わたしの定めを行ない、わたしのおきてを守り、それに従わなければならない。わたしは、あなたがたの神、主である。
18:5 あなたがたは、わたしのおきてとわたしの定めを守りなさい。それを行なう人は、それによって生きる。わたしは主である。




1643年、イギリスのレスターシャーにある製靴工場に、若い見習工員がいました。ある日、彼の従兄弟と何人かの友達が訪ねて来て、ビールを飲みに行こうと誘いました。彼は、ちょうど喉も乾いていたので退勤後、彼らと共に付き合うことにしました。いつのまにか退勤の時間になり、彼は約束通りに友達と一緒に飲み屋に行きました。爽快に喉の渇きをいやし、また、一日の疲れをいやすために彼らは気持ちよく一杯飲みました。

ところが、ビ-ルを一杯飲み終わったあとに彼の友達は続けて乾杯しようと言い出しました。その上に、酒を飲まない人が酒代を全部負担しなければならないと提案し、酒が飲めない人にまでむりやりに酒を飲ませようとしました。それを見た純真な見習工員はショックを受けました。彼は席から立ち上がり、4ペンスの銀貨一枚をポケットから取り出して彼らの前に置きながら、言いました。「私は、もうここを出る。」

彼はその夜、祈りをささげる途中に泣き出してしまいました。その時、神様がやさしい御声で彼を慰めてくださいました。「あなたは、若い者たちがいかに空しく遊び回り、年寄りたちがこの世をどのように生きているかを見たと思います。あなたはこれから、彼ら全部から離れ、彼ら全部とは見知らない人にならなければなりません。」

神様のその命令に従順に聞き従って、彼は悪友たちから離れ、旅人のように生きることに決心しました。彼が後日、クエーカー教の祖となったジョージ・フォックスです。

私たちクリスチャンは、イエス・キリストを信じることにより、世とは区別され、聖なる神様の子どもになりました。しかし、肉体的には相変わらず世の中で生きているのですから、常に神様と世との間で葛藤するようになります。世のならわしに従って適当に世俗と妥協しながら人生を楽しく暮らしたいとの望みも生じ、一方、古い人を脱ぎ捨てて、神様の形に似て行く新しく造られた人生を生きたいと思うようにもなります(コロサイ人への手紙3:9〜10参照)。

これに対してイエス様は、『だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。』(マタイ6:24)と仰せられました。

信仰とは、世と神様との間で適当に二股をかけることができるものではありません。世のものたちを断固として捨てて、神様の側に立つことに決心し、その通りに実践することです。




お祈り

全知全能であられ、愛であられる、わが父なる神様!世のならわしに従うようになったら、滅亡ですが、命の御霊の聖霊様のお導きに従ったら永遠の命を得るようになることを信じます。肉の思いを捨て、霊の考え方に従い、新しく造られたクリスチャンとして、約束の主の御言葉に従って生きていけるように助けてください。主である神様。世と神様との間で、大胆に神様の人となり、今日も勝利する一日となるように、私たち家族全部を導いてください。 イエス様の御名によってお祈り申し上げます。アーメン!