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8月5日


■理解と慈しみの姿勢

「ヨブ記 4章:1節〜8節」
4:1 すると、テマン人エリファズが話しかけて言った。

4:2 もし、だれかがあなたにあえて語りかけたら、あなたはそれに耐えられようか。しかし、だれが黙っておられよう。
4:3 見よ。あなたは多くの人を訓戒し、弱った手を力づけた。
4:4 あなたのことばはつまずく者を起こし、くずおれるひざをしっかり立たせた。
4:5 だが、今これがあなたにふりかかると、あなたは、これに耐えられない。これがあなたを打つと、あなたはおびえている。
4:6 あなたが神を恐れていることはあなたの確信ではないか。あなたの望みはあなたの潔白な行ないではないか。
4:7 さあ思い出せ。だれか罪がないのに滅びた者があるか。どこに正しい人で絶たれた者があるか。
4:8 私の見るところでは、不幸を耕し、害毒を蒔く者が、それを刈り取るのだ。




ヨブの3人の友は、突然なヨブの苦難の前に慰めの言葉を失ってしまいました。しかし直ぐに、彼らはヨブに向かって口を開き、非難しはじめました。彼らは、ヨブに罪があるから苦難に会うのだと思って、ヨブを責めだしました。

エリファズは、「誰か罪がないのに滅びた者があるか。どこに正しい人で絶たれた者があるか。」と、ヨブを罪に定め出しました。エリファズの言うことを聞いたヨブは、「あなたがたはみなしごをくじ引きにし、自分の友さえ売りに出す。」(ヨブ記6:27)と、嘆くだけでありました。

この世には、エリファズのように律法で万事を理解しようとする人たちがあまりにも多いです。この人たちの目には、人よりも律法が先に見えるのでどこへ行こうとも人の間違いだけ指摘します。いつも他人の短所を暴き出し、他人の罪を引き出して罪に定めようとします。しかし律法は、人を救うことができず、問題を解決させてあげることもできません。

勿論、神様の御言葉に逆らいながら罪悪に落ち込んで行くのを目で見ながらも、放置しなさいと言うことではありません。確実な状況も知らないまま、無条件に罪に定めようとするタイプの姿勢が問題なのです。

神様は、私たちが律法の目でない、理解と慈しみの目で他人を見るようにと願っておられます。人を変化させ、生かすことのできるものは愛しかありません。神様はこの世を罪に定めようとなさらず、愛しようと願っておられるのです。

聖書には、『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。』(ヨハネの福音書3:16)と記録されています。ひとり子イエス様を、私たち人類の罪に代わって血を流させ、死なせるまでに、神様は世を愛されたのです。

ですから私たちは、神様の愛で隣人を愛さなければなりません。神様が愛で世を救われたように、愛を持って他人を理解したら、その関係は建設的で生産的なものになるのです。

また、赦しと祝福が満ち溢れて隣人だけでなく、自分も生かす大きな力となるのです。神様の愛を体験した私たちは、その愛をお隣にも施して、いのちを得るにしても豊かに得る祝福された人生を生きて行かなければならないのです。




お祈り

愛であられ、憐れみと慈しみを施される、父なる神様!

神様が私たちを愛されてひとり子イエス様を与えてくださり、イエス様の聖なる血潮で私たちにいのちを与えてくださいました。このように、私たちも、隣人を理解し、慈しみの心でイエス様の愛をお隣の人たちと分かち合うことができるように助けてください。

イエス・キリストの御名によってお祈り申し上げます。アーメン!