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8月27日


■悪を行う者に対する態度

「詩篇 37篇 1節〜6節」
37: 1 悪を行なう者に対して腹を立てるな。不正を行なう者に対してねたみを起こすな。
37: 2 彼らは草のようにたちまちしおれ、青草のように枯れるのだ。
37: 3 主に信頼して善を行なえ。地に住み、誠実を養え。
37: 4 主をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。
37: 5 あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。
37: 6 主は、あなたの義を光のように、あなたのさばきを真昼のように輝かされる。




ダビデは、誰よりも悪を行う者によって数多くの苦労をしました。従って彼は、悪を行う者に対する面において熟練した専門家でありました。彼は私たちに、悪を行う者に対する態度に関して、次のように勧めています。

第1番目に、不義を犯す者に対して妬みを起こしてはなりません。 悪を行う者が不義な方法で金持ちになり、昇進し、認められることを決して妬んではなりません。それは、すぐに草や野菜のように萎れ、枯れてしまうからです。 

ダビデは、神様が公義のお方であられることを徹底的に信じました。従って彼は、神様が結局には義人を真昼の光のように輝かせ、高められることを確信しました。神様は公義で審かれるお方です。ですから、私たちが直接に行動を起こして悪を行う者を審判しようとしてはなりません。

第2番目に、沈黙しながら、忍耐しなければなりません。決して、不満を呟いてはなりません。すべてのことには神様がなさる時と期限があります。ですから、その時まで忍耐し、待たなければなりません。しかし、しきりに不満を呟くと悪を行う者と全く同じ不義な人間になりますので、神様の弁護を受けることができないのです。

神様は、すべてのことを働かせて益としてくださり、いつも子どもたちに良いものを与えてくださるお父様でありますから、私たちが不平を口に出したりしてはなりません。不平は神様の全能なるみわざに敵対する罪です。

第3番目には、腹を立てることを止め、怒りを捨てなければなりません。神様は、柔和な者に地を相続させてくださいます。柔和は信仰人格の尺度であり、天の祝福が臨む通路です。腹を立てたり、怒りを抱くことは、まだ信仰が未熟な状態であり、神様から祝福していただくほどの器になっていないという証拠です。

ですから、自分の義を誇示するために腹を立てることは、決して望ましいことではありません。まことの義なる人は、不義を見たらまず、深く祈りを捧げます。そして、そのことを柔和に処理します。

私たちが、悪を行う者に対する態度は果してどうでしょうか?妬みと不平と怒りとは神様から来たものではありません。悪を行う者を悪くあしらったら、同じく悪を行う者になるだけです。

ですから、私たちは聖書の教えに従って、善を持って悪に打ち勝たなければならないのです(ローマ人への手紙12:21)。




お祈り

全能なる、父なる神様!

この世には数多くの部類の人たちがいます。善良な人がいる反面、悪を行う人たちもいます。悪を行う人たちが成功するように見えても、彼らは草の花のように萎れては枯れ去っていきます。私たちがいつも、神様の公義を疑わず、善を持って悪に打ち勝つことができるように助けてください。 

イエス様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン!